単なる風邪の時に満足する診察のされ方は? ― 2008年03月22日 07時03分10秒
風邪が治らない。
なので昨日会社に行く前に近くの病院に行ってみた。
いまの家に引っ越してから、この付近で病院を探すのは初めて。
妻が市内の病院を紹介している冊子を持ってきて、近くならここかなとひとつの病院を紹介してくれたので、そこに行った。
駐車場はちょうど1台分空いていた。
と言うことはだいぶ混んでいるのかなと入ってみると、待合室にはおじいちゃんばかりたくさんいた。
受付に「初診です」と言って保険証を出すと、問診票を渡されたのでそれを記入し始めた。
最後まで書いて、と言ってもアレルギー反応とか過去に大きな病気はとかの質問ばかりだから「いいえ」のチェックするだけですぐ終わったのだけど、顔を上げたら待合室のおじいちゃん方はすっかりいなくなっていた。
何だろう? 薬を処方してもらうだけなのかなと思いつつ、待ち時間のために持って行った本を読み始めるとすぐに名前を呼ばれた。
もうちょっと読みたかったけど、早く帰れそうだからそのほうがいいか。
診察室に入ると、小ぎれいな部屋におじいちゃん先生が座っていた。
「おはようございます」と言うと「おはようございます」と返事をしてくれながら、手はパソコンのキーボードの上で入力体制。
僕の書いた問診票の内容はすでに入力し終わったみたいで、あとは直前に測った体温とか、検尿の結果を看護師さんから聞いて入力された。
キーボードから手を離し、懐中電灯を持ったので、僕は口を開けた。
見終わったら聴診器を持ったので僕は服をあげた。
前と後ろの音を聞いたあと、何やらメモして、
「薬は、胃薬出しておくかい?」
と聞かれた。
「はいお願いします」
と言うと、
「じゃあ4日分出しておくから」
と言われて、どうやらおしまいの様子。
これでは何だかさっぱりわからんと思って、
「普通の風邪ですか?」
って聞いたら、
「そうだね、風邪だね」
と。
---
帰ってからずっと考えていた。
単なる風邪で医者にかかったとき、どんな診察をされたら満足するのだろうかと。
どこに行っても、のどを見て聴診器を当てて薬を処方するという同じことをするだけかもしれない。
ある人は初めて行ったところでいきなり注射を打たれて面食らったという話を聞いたけど、そんなのは論外。
結局どこでも同じだったとしたら処方された薬で治ったかどうかで判断するのか。
それもちょっと違うような気がする。
少なくとも昨日の僕の場合は、あのまま帰ったら風邪かどうかもわからなかった。
会話が圧倒的に少なかった。
口を開けてのどを見られたあとは、
「のど腫れてますね~」
くらいは言ってくれても良かった。
聴診器当てられたあとは、
「音は乱れてないですね」
の一言くらいはあっていいだろう。
で、最後に、
「普通の風邪です」
くらいは最低限必要だろう。
僕のもやもやした不満はそこだったのだと思う。
妻にその話をすると、若いお医者さんはインフォームド・コンセントが大事だと学校で習ってから医者になるけど、おじいちゃんくらいの先生はそんなこと習ってないし、そんな意識持ってないかもね、とのこと。
前にかかりつけだったあの同世代の若いお医者さんは、すごく丁寧に説明してくれた。
説明というより、会話を心懸けている感じだった。
風邪に対する心構えとか、仕事しながら治すのは思い通りにいかないねとか、いろんな話をした。
そこなんだな、違いは。
ちょっとしたことでもお医者さんが自分だけわかったことにせず、いろんなことを伝えてほしいのだ。
いろんなことでなくても、最低限のことはやっぱり伝えてほしい。
次に風邪ひいたときはまた別の病院に行ってみて、どんな診察されるか観察してみよう。
なので昨日会社に行く前に近くの病院に行ってみた。
いまの家に引っ越してから、この付近で病院を探すのは初めて。
妻が市内の病院を紹介している冊子を持ってきて、近くならここかなとひとつの病院を紹介してくれたので、そこに行った。
駐車場はちょうど1台分空いていた。
と言うことはだいぶ混んでいるのかなと入ってみると、待合室にはおじいちゃんばかりたくさんいた。
受付に「初診です」と言って保険証を出すと、問診票を渡されたのでそれを記入し始めた。
最後まで書いて、と言ってもアレルギー反応とか過去に大きな病気はとかの質問ばかりだから「いいえ」のチェックするだけですぐ終わったのだけど、顔を上げたら待合室のおじいちゃん方はすっかりいなくなっていた。
何だろう? 薬を処方してもらうだけなのかなと思いつつ、待ち時間のために持って行った本を読み始めるとすぐに名前を呼ばれた。
もうちょっと読みたかったけど、早く帰れそうだからそのほうがいいか。
診察室に入ると、小ぎれいな部屋におじいちゃん先生が座っていた。
「おはようございます」と言うと「おはようございます」と返事をしてくれながら、手はパソコンのキーボードの上で入力体制。
僕の書いた問診票の内容はすでに入力し終わったみたいで、あとは直前に測った体温とか、検尿の結果を看護師さんから聞いて入力された。
キーボードから手を離し、懐中電灯を持ったので、僕は口を開けた。
見終わったら聴診器を持ったので僕は服をあげた。
前と後ろの音を聞いたあと、何やらメモして、
「薬は、胃薬出しておくかい?」
と聞かれた。
「はいお願いします」
と言うと、
「じゃあ4日分出しておくから」
と言われて、どうやらおしまいの様子。
これでは何だかさっぱりわからんと思って、
「普通の風邪ですか?」
って聞いたら、
「そうだね、風邪だね」
と。
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帰ってからずっと考えていた。
単なる風邪で医者にかかったとき、どんな診察をされたら満足するのだろうかと。
どこに行っても、のどを見て聴診器を当てて薬を処方するという同じことをするだけかもしれない。
ある人は初めて行ったところでいきなり注射を打たれて面食らったという話を聞いたけど、そんなのは論外。
結局どこでも同じだったとしたら処方された薬で治ったかどうかで判断するのか。
それもちょっと違うような気がする。
少なくとも昨日の僕の場合は、あのまま帰ったら風邪かどうかもわからなかった。
会話が圧倒的に少なかった。
口を開けてのどを見られたあとは、
「のど腫れてますね~」
くらいは言ってくれても良かった。
聴診器当てられたあとは、
「音は乱れてないですね」
の一言くらいはあっていいだろう。
で、最後に、
「普通の風邪です」
くらいは最低限必要だろう。
僕のもやもやした不満はそこだったのだと思う。
妻にその話をすると、若いお医者さんはインフォームド・コンセントが大事だと学校で習ってから医者になるけど、おじいちゃんくらいの先生はそんなこと習ってないし、そんな意識持ってないかもね、とのこと。
前にかかりつけだったあの同世代の若いお医者さんは、すごく丁寧に説明してくれた。
説明というより、会話を心懸けている感じだった。
風邪に対する心構えとか、仕事しながら治すのは思い通りにいかないねとか、いろんな話をした。
そこなんだな、違いは。
ちょっとしたことでもお医者さんが自分だけわかったことにせず、いろんなことを伝えてほしいのだ。
いろんなことでなくても、最低限のことはやっぱり伝えてほしい。
次に風邪ひいたときはまた別の病院に行ってみて、どんな診察されるか観察してみよう。
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