余部鉄橋物語 田村喜子2017年08月15日 08時41分02秒

経費節減の前、かつて職場に読書の会のようなものがあったらしく、そのときの本を一斉処分するとのことで、何となく雰囲気で選んで持って帰ってきた。
一番上の余部鉄橋のお話の本はいいね。
この方、土木学会誌でよく名前を見かけていたけど、この分野のノンフィクション作家さんだったのね。
あとの本は・・・読む時間あるのだろうか。
ほかにも取り置きの小説が山ほどあるのに。

瀧羽麻子、森絵都、谷瑞恵、櫛木理宇、太田愛、あさのあつこ、中村理聖、友井羊、梶よう子、倉狩聡、乾緑郎、前川裕、くぼ田あずさ、森美樹、窪美澄2017年06月25日 21時10分05秒

またばらした小説いろいろ
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シュークリーム 瀧羽麻子
29歳助成、婚約者はシュークリームの皮は食べない。
結婚式の打合せは仕事でいない。
うまくいいとこ取りをする。
こんなやつ、仕事で近くにいたら口を聞きたくなくなるだろう。
結末がよくわからず△


朝、目覚めてすぐに思うこと 森絵都
妻が急に亡くなり息子をひとりで育てることになるが、会話が十分でなく発達が遅いことを義母が気にして引き取ると言い出す。
妻を思う気持ちが読み終えて○


無限大ガール 森絵都
女子高校生、何でも器用にこなすため、ソフト部、バレー部、テニス部などいろんな部活のピンチヒッターを頼まれる。
演劇部を頼まれたらそこには自分がかつて振られた先輩がいた。
頑張る青春小説○


木漏れ日を縫う 谷瑞恵
行方不明だった母が突然娘の前に現れるも、何だか別人。
でも押しかけられてずっと一緒にいるうちに、本物かにせものかわからなくなる。
途中までは読んでていらいら、でも最後まで読むと○


SWEET DAYS 櫛木理宇
20代女性、小さい頃からわがままで、困り果てた両親は叔母に彼女を預けるも、やさしい叔母のもと自由に奔放に甘いものを食べ、超肥満に。
叔母の思いが最後に。
こういう家庭もあるのだろうか。
ざわっと△


サイレン 太田愛
団地を去る。
かつて、小学校の頃の幼なじみの男友達、女友達と遊んでいる記憶がよみがえる。
でも読んでて何だかよくわからず△


フラワーヘブン あさのあつこ
20歳男、大学進学で町をでたものの、親の事情で戻ってくる。
お迎えの車に駅で乗り、やがてすぐによく一緒にいた女友達を見かける。
いろんな家庭事情、何を伝えたかったのかいまいちわからないけど○


とりのこえ 中村理聖
OLさん、昼休みに近くの公園で鳥かごをもつ男に出会う。
短いお話だけどいい○


バースデーケーキが思い出せない 友井羊
シリーズもの。
亡くなったお母さんがいつもお父さんの誕生日につくっていたケーキを再現したいという相談が来る。
解決はムツカシイけど○


フルーツゼリーが冷たくない 友井羊
手作りゼリーの味がおかしかったことの疑問解決。
これもちょっと難しいけど○


コンヴェルサシオンはなくならない 友井羊
写真部のカメラのデータがなくなったことの推理。
お話はいい○


栗毛毬 梶よう子
小石川御薬園で起こる日常。
染物屋の妻が身重で、ある日産気づいて運ばれてくる。
ほほえましく○

嫁と姑 梶よう子
小石川御薬園の同心、いつも父母に嫁はまだかと迫られる。
これは正月の豆腐屋さん夫婦のお話。

接骨木 梶よう子
冬、養生所に運ばれてきた男児、風をこじらせていた。
旗本の嫡男だったことから事態が複雑に。
ニワトコって接骨木って書くんだな。

もやしもの 梶よう子
園丁頭の末娘の嫁入りが決まるも、相手の評判が悪い。


へそは消えない傷 倉狩聡
同棲中の彼女のデベソがいいとのろける男のお話。
意外と面白い○


少年時代の終わり 乾緑郎
この作者の団地シリーズ。
でもこれ、よくわからない。
なんだろう△


みちゆきの夜 前川裕
岡山県の田舎、裕福なうちに育ち、姉は美しく成績優秀。
家に出入りしている人が関係する事件に巻き込まれる。
実際にありそうなことかもしれないけど、知らなくてもいいことで△


門を出るころには くぼ田あずさ
よくわからない若い男女のお話。
読み流し△


まなざし、きざはし くぼ田あずさ
これもよくわからない。
読まなくても良かったかも△


ダーリンは女装家 森美樹
高校生の頃に熱を入れていたバンドマンと一緒になった。
ただし、25年後のいまは、彼は女装家。
理解に苦しむ△


水際の金魚 窪美澄
女子校で育ち、30すぎまで彼氏ができず、やっと出会った男とつき合うも。
「おまえ、なんでそうやってなんでもかんでも上からなんだよ」
のセリフがいいけど△

冲方丁、桜木紫乃、楡周平、村上春樹、長岡弘樹、古処誠二2017年02月19日 14時00分28秒

天地明察 冲方丁
江戸時代、将軍家の囲碁打ち、数学が得意なことが知れて、暦の改変事業を担うことになる。
塾に顔を出すととんでもない数学の頭の人がいることがわかる。
日本の数学とか暦とかの歴史の一端がわかって面白い。
ある意味歴史小説、知識が面白く深まり◎。すばらしい。


蛇行する月 桜木紫乃
釧路の高校でうだうだ過ごす女子4人。
卒業して大人になってそれぞれの人生が進んでいく。
高校時代に先生に告白してふられ、札幌に出るも職人と駆け落ちしたひとり。
幸せと感じることって何なのかじわっと考える。
言葉にしにくいやさしさを感じられて◎。すばらしい。


再生巨流 楡周平
セールスドライバーが売りの運送会社、これまでアイデアを出し続けてきたやり手営業マンが社内人事で外された。
同じ頃に、プロ野球入り目前で故障して配送運転手になった若手社員と会い、思いついたアイデアの実行に進む。
最後、結末が意外だったけど面白くて○。


女のいない男たち 村上春樹
村上春樹を読んだのはいつ以来だろう。
短編集。
高校時代に好きになった男子の家に空き巣に入ってちょっとしたものをもらって、そのかわりにちょっとしたものを置いてくるという癖があったことを女が言い出す「シェエラザード」が面白い。
ただ、いまいち頭残らず普通で○。


傍聞き 長岡弘樹
短編集
「傍聞き」とは「漏れ聞き効果」だそうで、何かを直接言われるのではなく、別の人に言っているのを立ち聞きのように聞いたほうが信じるということだそうだ。
小説としてはいまいち乗れず△。


死んでも負けない 古処誠二
祖父、父、自分の男三代で暮らす。
祖父はビルマの戦時体験で封建的。
何にもビルマの体験を反映させて押し付ける。
この作家さんのほかの作品と違って軽くてエンタメ。
楽しく読めて○。

小野寺史宜、神田茜、相沢沙呼、奥田英朗、畑野智美、海野碧、小嶋陽太郎、呉勝浩、両角長彦、前川裕、中嶋隆2017年02月12日 16時59分31秒

つづき
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君を待つ 小野寺史宜
卒論提出がぎりぎりになり、その電車に乗れなければ提出時間に間に合わない事態となるが、乗り遅れてアウト。
留年して内定企業もダメで、1年遅れで別のところに就職する。
が、乗り遅れなければ乗っていた電車は事故で、しかも乗っていたであろう場所にいた人が亡くなっていた。
もうひとつの偶然も面白く○。

まゆに雪 神田茜
北海道の田舎の女子高校生、たくましい容姿を気にするも、楽しい高校生活を送る。
温泉旅館のバイトに誘われ行ってみると客に同級生がやってくる。
応援したくなる感じで○。

プリーツ・カースト 相沢沙呼
高校生女子、スカートの長さがそのままクラスのグループの序列になる。
長いスカートの中でもダサい女の子が笑いのターゲットになる。
その間で揺れる子もいる。
あるんだろうなと思いながら読んで○。

手紙に乗せて 奥田英朗
母が亡くなってから、父親はふさぎ込みがちになる。
それを会社の上司に相談すると、その上司が自分の経験と重ねてアドバイスをくれる。
男の優しさで◎。

正雄の秋 奥田英朗
大手機械メーカーの部長職、同期との昇進レースに負ける通告がくる。
出世欲が強いわけではないがやはりショック。
大きな会社での出世争いってどうなのか。
ただ、この世代、考える幅をもつ余裕が必要とわかる感じで◎。

瞬間イドウ 畑野智美
総務部で働く女性「瞬間移動というやつ」ができる。
あまり入り込めず△。

ジユウ時間 畑野智美
中学生女子、ちょっとした念力が使える。
それをテレビ収録に使うことになる。
面白さがいまいちわからなく△。

三月兎 海野碧
横浜の車販売店に勤める女性、控え目で目立たないが、その日、店に強盗が入って自分が矢面に立つ。
喜劇なのかと思って○。

空に飛び蹴り 小嶋陽太郎
女子高生、痴漢されて護身術を学びたいと友達に言うと、デパートの上でひたすら蹴りしてる人がいいと推される。
現実感がないなと思いなが読んでいたけど、意外と面白く○。

カキーン 呉勝浩
警察官、スナックから30万盗まれた事件に関わることになる。
高校野球がからむ。
こういうこともあるのだろうと思うがお話として面白いかは別で△。

妻を差し出す 両角長彦
ヤクザからの借金で、妻に頭を下げて一日だけ彼らがいるホテルに行ってくれるよう頼む。
その日のあとから、妻の雰囲気がいいように変わる。
全く予想外の展開も、理解が追いつかず△。

しりょうのふね 前川裕
東京ドーム近くのウインズのエクセルフロアでいつも隣に座っていた男が姿を現さなくなった。
そして幼女殺害事件の容疑で捕まるも自殺したと知る。
普段はこの手の話は読まないのだが、読んでしまったものはしょうがない。
なんとも言えず△。

善意の風景 前川裕
隣人の世話焼き女性が頻繁にやってくるようになり、うっとおしいと思っているところで、さらに図々しくうちに上がるようになり、自分がその女性からもらった野菜をそのまま捨てているのを見つけられ、悲しがられたのがうっとおしく、とうとう殺してしまう。
殺すまではいかないまでもこんなことはあるかもと思って○。

山の端の月 中嶋隆
江戸時代、藩主の若君はわがまま、その若君の面倒を見ることになり、一人息子が若君の遊び相手となる。
江戸への将軍拝謁に向かう時の大井川で出来事が起こる。
上は絶対という考えが正しい時代、読むのも悲しいが○。

久坂部羊、萩原浩、櫛木理宇、前川裕、朝香式、両角長彦、武田綾乃、中村理聖、野中ともそ、額賀澪2017年02月12日 14時39分59秒

またばらした小説誌から。
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嘘はキライ 久坂部羊
内科院長、相手が嘘をいうと後頭部から煙が立ち上がるのが見え、嘘を見抜ける。
同僚から、昇進争いに嘘を見抜ける力を使って助けてほしいと頼まれる。
ほどほどの嘘はおそらくそれほど悪いことではない、ということか。
潔癖を良しとしない感じがほどよく○。

成人式 萩原浩
中学生のひとり娘を交通事故で亡くして5年、夫婦はできるだけそれに触れないで暮らす。
痛々しくて読めず△。

いつか来た道 荻原浩
16年前から母に会っていない女性、弟から母と会ってほしいと連絡が来る。
認知症。
リアルでこれも痛々しい。
ただ、じわっと考えさせられる感じで○。

住めば都 櫛木理宇
スーパーの店長、転勤でやってきた店は古い住民と新興地域の住民とのいさかいが絶えないところにある。
些細なことが大きな問題になって店長にのしかかる。
何もかも捨てて逃げるのはひとつの方策だが。
いまいち開き直りきれない感じが△。

ダンス教室の亡霊 前川裕
予備校講師、かつて同じように予備校講師をしていた友人の妻から道で声をかけられ、彼女のダンス教室に通うようになる。
彼女と踊ることに惹かれるも、あとから教室に来るようになった別の女性が自分と踊りたがってうまくいかない。
展開が急すぎな感じもするが○。

三秒ルール 朝香式
大学卒業後も書道教室しながら書道を続ける男性、父親の再婚相手は、じっと見つめられると考えていることがわかられてしまう。
なので三秒以上は見つめないようにとルールを決める。
雑な女性の何となくの魅力がわかるようで○。

頼れるカーナビ 両角長彦
人を轢いていしまいあせったときに、カーナビが逃げるようにそののかす。
ルートだけでなくアドバイスもする。
片手間な感じで△。

白線と一歩 武田綾乃
放送部の高校生女子、NHKのコンテストが近づくが、自分は過去の失敗を引きずって出場をためらっているところに、部長から下級生の面倒を頼まれる。
下から見たときの上のふるまいは大人も子供も一緒で◎。

桜のおもいで 中村理聖
和菓子屋の一人娘、和菓子職人の祖父が亡くなったあと、母は春になると「桜狩」と言って街中の和菓子屋さんを行脚するにようになる。
その母が亡くなって、その行動が何だったのか疑問を持つ。
和菓子が食べたくなる感じで○。

て、ん、て、き。-スカ- 野中ともそ
20代後半女性、電車で知らない男の腕を「いい血管だ」とつかむ女性をみかける。
その後、体調不良のために点滴に行くと、そこにその女性がいた。
現実離れしているけどこんな人がいても面白いかなと思い○。

て、ん、て、き。金の雪 野中ともそ
親子三代、金沢で蒔絵師として働く男性、東京に百貨店の催事でやってくるも、体調を崩し病院へ。
そこで点滴女性と会う。
点滴より蒔絵に触れられて○。

女に溺れるほど若くなく 額賀澪
20代後半の劇団女性、相手役の男とともに、演技になにか足りないと監督から指摘される。
この年代の女性が考えることかと○。