元同僚の地味な親友2008年03月08日 15時55分13秒

昨日、元の会社の友人から久々にメールが来ました。
「技術士受かったよ」
と。

昨日は技術士試験の合格発表の日だったようです。
彼は地質の技術者。
ダムの地質調査や道路防災で活躍しています。
彼の知識や仕事への取り組み方からしたら、技術士合格は遅かったくらい。

派手さが全くなく、ひとりでいるのが好きという雰囲気ありありなんですが、僕が前の会社にいた頃は、よく話相手になってもらっていました。
何となく感覚が合っていたというんでしょうかね、それぞれのもつ常識の感覚が似ていたような気がして、安心してつきあえる同僚でした。

なので僕は自分がちょっと考えたこと、仕事や人に対して不満を持ったりしたら、まず彼に話をしてみました。
そして彼の反応を眺める。
自分が考えたこと、感じたことが常識的に通用するかどうかを、彼の反応で確かめていました。
自分の感覚がちょっとずれてきていないか、特に感情的になっていたら自分ではよくわかりませんからね。
自信を持っていても、ちょっと先走りすぎだったり、少数にしか受け入れられないようなことだったりすることはあります。

もちろん、そのように僕が彼を常識の目安のように使わせてもらっていたことは、彼には言っていませんが。

身近にそんな人がいるかどうかは実はすごく大事なんだろうなって思っています。
と言うか、たぶんみんな無意識にそんな人をつくっているじゃないかなとも思います。

自分のバランスを保つための友達。

世の中に流されず、かつ世の中の常識からも外れないために、僕にとってはそんな友人は大切です。
自分も友達からそう使ってもらえたらいいですね。