技術士企画を大学に打診してきました2008年04月12日 08時00分32秒

外を見たらしとしと雨。
雪ばかり見てきた季節が終わって、ようやく春だなって思いますね。

今日は4時頃から起きて、技術士会のメンバーあてのメールを書いていました。
昨日、北海学園大学に行って、技術士会の企画の打診をしてきた報告です。
大学の先生に話をしたらすんなり企画に賛成してもらえたので、これから具体化に向けてホントに動いていくことになります。

やり始めたらいろんなことが出てくるでしょう。
でも技術士会でも賛同して一緒にやってくれる仲間がいるので、全く心配はしていないですね。
むしろすごく楽しみです。
当たり前か、自分で言い出した企画なんだから。

4200円の中古小型スピーカーを買うかどうか2008年04月13日 06時24分39秒

居間にスピーカーを増やそうかとたくらんでいて、昨日、たまたま近くを通りかかって立ち寄った中古品屋さんにあったのですよ、DENONの小型スピーカー。
2本セットで4200円。
思わず目がくぎ付け。
迷ったのですがまだ買うのはやめました。

自作するかという選択も捨てがたい。
もちろん全てを自作するんじゃなくて、音の鳴るところだけ買って、周りのハコを木で作って塗装して仕上げる。
ヨドバシカメラでその音の鳴る部分が売っていて、気持ちは自作に傾きつつあったのですが、どちらにするかまた半々くらいに押し戻された感じで迷い続けることになってしまいました。

でもなぁ、中古品屋さんのは迷っている間に買われてしまったらおしまいだからなぁ。

以前なら迷わず即断だったんですけどね。
いつの頃からか、買い物に逡巡することに楽しみを感じるようになりました。

迷っている間が楽しい。
優柔不断になったというのとはちょっと違うんですよね。
買ったあとのことを買う前にいろいろ想像するのが楽しい。
買うかどうか迷うために何度も店に行ってそのモノを眺めるのが楽しい。

4200円のスピーカー。
どうしようか。
いまは売れないことを願うだけ。

昨日のジョギングの反動2008年04月14日 12時59分09秒

どうも体の切れが悪い。
たぶん昨日の朝、久々にジョギングしたのが尾を引いているのだと思う。

昨年、ある日思い立って早朝のジョギングをやってみた。
だいぶさかのぼるけど僕は中学や高校の頃はマラソンが得意だった。
マラソンが得意っていうのは、ただ単に早めのペースで何キロか走り続けられるというだけなんだけど。
そのころの記憶をまだ引きずっていて、今でも多少は走れるだろうと思っていた。

だけどダメだった。
なんと5分で息が上がって走れなくなった。
あとは歩いたり走ったりを繰り返して何とか目標にした場所を往復してきたというだけになった。
2回目走ってもそれはあまり変わらなかった。
それより疲れが残ってダメージ大きくて、結局それっきりになっていた。

それを昨日また思い立って走ってみた。
そうすると、なぜかその目標の場所まで止まらずに走り続けられた。
びっくりした。
なぜ走れるようになったのか。
反動が怖くなって、帰りは全部歩いた。

今日のだるさはたぶんその反動だ。
翌日の仕事に差し障ることをやってしまうというのはやはりイマイチ。
反省だ。

来週走ってみたらもう少し反動は少なくなるかな。

三国志を読み終わって2008年04月15日 04時27分44秒

2月くらいから読んでいた三国志を昨日読み終わりました。
感想というと、なかなか一言では言い表せないのですが、人の生き方を感じさせてくれる小説だなぁというところでしょうか。
これまでもいくつか中国の時代小説を読んできましたが、共通していますね。
戦(いくさ)の展開を楽しむという小説としての単純なところももちろん楽しめますが、それより人を楽しむという感じですね。
登場人物に感情移入して、途中でその人が死んだときにはひどく落ち込んで、寝る気にならなくなった時もありました。

何人かに「いま三国志を読んでいるんだけど」という話をすると、ちょっと驚いたんですが、結構みんな登場人物の名前を知っているんですね。
以前にちらっと読んだことがあるとか、マンガで読んだとか。

僕にとって三国志って、何て言うか高嶺にあるちょっと見上げるような存在で、ずっととっておいたという感覚があります。
これまでほかの中国小説を読みながらそれを準備期間にして、ようやく読む心の準備ができて手をつけたというところでした。
(ちょっと大げさですが)

あとはほかの人の反応として、
「男の人は好きだよね~」
と女の人から言われることかな。
女の人にとっては時代小説はこの世代の男が好むというイメージがあるようです。

僕は10年前くらいから時代小説を読み始めて、3年前くらいから中国の時代小説に移ってずっと読み続けています。
時代小説ってつまりは戦の勝った負けたのなかで、大将がどんなふうに戦略を立てるか、国を治めていくかの話で、たぶんそれが理解できる歳・立場になってきたということなんだろうなと思います。
僕は大学の頃にも時代小説を読もうと思ったことがあったのですが、全然気持ちが入らずに読むのをやめたということもありました。

中国モノの初めは宮城谷昌光さんの「孟嘗君」でした。
これがとにかく面白かった。
時間を見つけては本にかじりつくという状態で、むさぼるように読んでいました。

今は長編を読み終わったあとで、これから何に手をつけようかと思案し始めたところです。
ちょっと軽いいまどきの小説で頭を休めるか、また中国モノで軽く短編を選ぶか。
迷うのもまた楽し。

あるぶっきらぼうな大学の先生2008年04月16日 04時52分07秒

ある大学の先生、昨年定年退官された先生なんだけれども、がさつで酒飲みオヤジで、ぶっきらぼうで、見た目がおよそ大学の先生らしくないんだけど、その先生の教え子はすごく先生のことを慕っています。
信奉しているって言っていいくらい。

僕はその先生とは、僕が学生の頃から親しくしてもらっていて、今はもう友達のように接してもらっています。

それで、どうしてあんなに学生から慕われてるんだろうっていつも不思議でした。

だけどわかる気もしたんですよね。
ぶっきらぼうさは見せつつ、学生のことはすごく親身になって考えていることがわかるし、研究も実はきっちり指導している。
それに、いいものはいい、悪いものは悪いということを先生の見方ではっきり言われます。

そして、その先生は水環境が専門なんだけれど、自分達は環境を良くしていくための専門家としての使命を負っていると言うようなことを言葉で伝えられます。
たぶんそれに学生は共感して、この先生についていこうって思うのだろうなって思っていました。


昨日のこのブログで三国志を読んだという話を書きましたが、三国志の主人公『劉備』のことをほかの登場人物が、どうして劉備に人がついていくのかという話をする場面があります。
そこで聞かれた相手は「劉備には志があるのです。志にみんなついていくのです」と答えます。


これなんですよね。
志を持っていて、それが人に共感されるものであったら自ずと人はついてくる。
あの先生もおそらくそうなんですね。
水環境がこうあるべきだという考えと、自分達専門家が何をするべきかというところの明確な志を持っていて、そしてそれをきちんと周りに伝えます。
ぶっきらぼうだけど。

リーダーシップやら何やらと、人をついてこさせるためにはどうすべきかみたいな話が、本屋のビジネス書のコーナーに置かれている本にたくさん書かれています。

実力? 人の心の掌握術? 部下とのコミュニケーション? コーチング?

リーダーとして鍛えるべきことはたくさんあります。
それぞれ間違いではありません。
だけどそれぞれパーツのようで、何かが足りない。

「志」をもつ。
簡単ではないです。
志を持とうって言って勉強してすぐに身に付くものではありません。
それに勉強では身に付かないことかもしれません。
自分の「何か」を鍛えないと自分には備わらないもののような気がするし、その鍛えるべき「何か」も自分で見つけないといけないもののような気がします。

だけど悲観する必要もないかなと思います。
「志を鍛える」という意識を持って、日常の仕事や生活に真摯に向き合って自分を向上させる努力をしていれば、自ずと備わってくるとも思います。

人生まだまだ先は長い。
目標は高く持とう!
そして日々は地道に。