提案はひとりの反対でめげない2008年02月15日 04時47分15秒

最近、ふと思ったことです。
何かを提案するような場面が増えたせいかもしれません。

例えば友達と話していて、自分の言ったことに「えっ」という反応をされたときどう感じるか。
自分の考えが間違っているかもしれないって頭をよぎります。
だいぶ弱気なんですけどね。

会議で自分が何かを主張して、誰かがそれに反対してきたときどうするか。
その反対に反論したくなりますが、仮にその相手が自分よりだいぶ上の立場の人だったら、しゅんとなって黙って受け入れるかもしれません。
あくまで例ですけどね。

でも、そこで諦めてはいかんのだろうなと最近思うんですよ。

1対1のままだと、声が強い方が勝つし、弱気になったほうが負けます。
1対1の強さの関係で勝負が決まります。

だけど、いつまでも1対1とは限りません。
そこにもうひとり登場すると、体勢が逆転することがあります。
往々にしてあります。

極端に言うと、自分の周りに10人いたとして、自分の考えに賛成してくれる人が9人、反対の人が1人という状況だってあるわけで、最初の反対者がたまたま9分の1の人だったってこともあるわけです。
声が強い人が反対の考えをもったとき、だいたいまず反論の口火を切りますからね。
9分の1が最初に出てきやすい。

そして、そこで提案者がくじけたらどうなるか。
本当は9対1で圧倒的に支持されるはずのアイデアが、運悪く最初にあたった反対意見にくじけて、そこで闇に葬り去られることになるのでしょう。
これは非常にもったいない。

実は日常でもそんな場面がたくさんあるかもしれないなぁって思ったのです。
上司に一蹴されたアイデアが、実はその他大勢にとってはとても魅力のあることだったってこともあるでしょう。

提案する人は勇気がいります。
その勇気を振り絞って出した提案に反論されたらくじけそうです。

でもめげてはいけない。
弱気に簡単に折れてしまうこともない。
考えを練った自信のあるアイデアならば、ひとつの壁にぶつかっただけで走るのをやめるのではなく、もう少し頑張って、説明のしかたを変えるとか、時を改めて提案してみるとか、いろいろ試してみるのがいいのでしょう。

いつ9分の8の応援が湧いて出てくるかわかりませんから。

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