照査はチェックとレビュー2011年01月31日 12時48分19秒

社内で照査システムを見直している。
昨年末、僕のいる会社で設計ミスに関わる出来事が立て続けにあって、再発防止策を含めて、これからの社内体制のあり方を全社的に考えなおしている。

照査は単純ミスを見つける「チェック」と、方針や考え方を吟味する「レビュー」に大きく分けられる。

たかが「チェック」レベルのことでも大ごとにつながることもあり、軽く考えると痛い目に遭う。
自分が作業した成果って、終わった時点で「見直す」ことがとても億劫になる。
小中学校の頃のテストの見直しだったら、見直ししないで間違っても、自分の点数が低くなるだけだ。
だけど仕事では、見直しで簡単に見つけられたはずのミスがいろんなことにつながっていって、他人に迷惑をかけることにもなる。
「見直し」が習慣づけられるかどうかが問題だけど、これを個人の問題と片付けたらきっとうまくいかない。
「見直し」が習慣になっていない人に習慣にせよと言っても手が動かない。
チェックしろと言っても、見直ししろと言っても、やらない習慣が付いている人は結局やらないまま。
なので、たかが「チェック」でも、それが確実にできるようにするための指導なり強制が必要だ。

「レビュー」は、自分らの成果や考え方を他人に見てもらうことが基本だ。
いくら自分らで一生懸命議論して成果をつくっても、ひとりふたりで仕事しているだけだと、気づかないことがたくさんある。
人に聞いたら余計なことを言われそうと言う防御意識がちらつくんだけど、それよりもいろんな視点で、自分らだけでは気づかないことを指摘してもらう方が成果の質は上がる。
担当自身で抱え込む仕事のやり方、部署だけで閉じた仕事のやり方では限界がある。
どんどん殻から外に出て、叩かれて良くなる。

考え方としてはこんなところか。
具体的なことはまた改めて。