突発的な豪雨が原因なのか2008年08月06日 06時35分42秒

また事故が起きた。
今度は東京で下水管の中の作業員が流された。

先日の神戸の事故とは違って、今度は下水管の作業中、つまり被害者は一般の人ではく仕事の人だ。
作業での安全という視点があっても防げなかったのか。

「こんなに早く水位が上がるとは思わなかった」
というようなコメントが新聞には書かれている。
現場の実感としてはそうなんだろうけど、この種の作業をたくさんこなす中で、慣れて警戒心が薄れていたということはなかったのだろうか。

僕は恐がりなので、自分が下水管の中というとても特殊で危険な空間に入って作業する状況を想像したら、ちょっとでも雨が降ったら地上にはい出したくなると思う。
安全に対して敏感になりきれていなかったんじゃないかと想像してしまう。
あくまで想像だけど。

新聞では突発的な豪雨が増えて、それが温暖化と関係あるのではというような方向の議論になって、それも大事だとは思うんだけど、現場の事故ってもっと泥臭い対策を見つめ直すことのほうが大事だと思う。

安全管理という言葉で、いろんな細かい決めごとが増えたり、書類上の「我が社の方針」みたいなのが多くなったりするんだけど、もっと最低限これだけ守っていれば少なくとも命は守れるということを意識の中で徹底するような社員教育って言うのかな、そんな足下を見つめ直すようなことをしないといけないように思う。
昔の人が経験で体に染みついているようなことを、いまの時代でも体にしみこませる作業というのか。