土木学会の発表を聴きに行って2008年01月31日 05時43分31秒

昨日、土木学会北海道支部の論文発表会が札幌であったので聴きに行ってきました。
僕自身は最近は自分では発表はしていなくて、もっぱら聴くだけです。
実務のコンサルタントとしては研究者と同じように論文を発表するのも大事だけど、論文を読んだり発表を聴いたりして、それをいかに実務にとりいれるか、これまでのやりかたをどのように更新してレベルアップするかを考えるかも大事だと思うので。

ただ、支部の発表会では発表内容のレベルのバラツキが大きいですね。
学生さんが卒論にもまとめ切れていないくらいの内容で発表されているようなのもあるかと思えば、全国レベルの最先端というのもあります。

質疑応答になるとそれが如実に表れますね。
内容がまだまだというものでも、質疑応答でしっかり自分の考えを自分の言葉で話せる人は、おそらく日常からそのテーマに真剣に取り組み、悩み、試行錯誤を繰り返してきているのでしょう。いろんな質問、コメントに対応できます。
片手間くらいにしか取り組んでいなければ、ちょっと何かを聞かれてもしどろもどろ。
自分で考えるという過程を経ていないことが露呈してしまいます。

でもこれは学会発表に限らず、僕らの日常のコンサル仕事でも当てはまります。
しっかり考えて練り上げた計画や設計の仕事では、打ち合わせでいろんなことを尋ねられたりしてもしっかり対応できます。
だけどこなすのに精一杯で一旦自分の頭で考えるという段階を経ていなければ、相手の指摘や思いつきの指示に答えきれずに右往左往することになります。

ばれる人にはばれてしまいます。
人の振り見て我が振り直せ、です。

コメント

コメントをどうぞ

※メールアドレスとURLの入力は必須ではありません。 入力されたメールアドレスは記事に反映されず、ブログの管理者のみが参照できます。

※なお、送られたコメントはブログの管理者が確認するまで公開されません。

名前:
メールアドレス:
URL:
コメント:

トラックバック

このエントリのトラックバックURL: http://gotoriver.asablo.jp/blog/2008/01/31/2591471/tb

※なお、送られたトラックバックはブログの管理者が確認するまで公開されません。