職場、仕事、合理的、諸々の考えごと2014年11月05日 21時31分44秒

昔、久米宏が当時の相棒役になる小宮悦子に、24時間仕事のことを考えてくれますかというようなことを言ったというインタビュー記事を読んだことがある。
例えば今の時期はプロ野球選手はシーズンが終わって一息つくところだけど、トップを維持している選手やレギュラーとりたいと思う若手は24時間野球のことを考えて練習しているというニュースを見る。
当然オフとの切り替えは大事で、家に帰ったらくつろぐのもいいのだけど、休むことより練習してうまくなって生き残ることのほうが彼らには重要ということなんだろう。
普通の人でも、家に帰っても仕事のことばかりを考えているような仕事人間になる必要はないのだけど、でも自分が壊れない程度にならそれでもいいとも思っている。
多少休む時間に割り込んででも仕事のことを考えて、そうやって自分が考えることで仕事がうまく進んで、自分の仕事でまわりに喜んでもらって、それで自分も楽しくなるのであればそれが仕事のシアワセ。
それでもまあほどほどに、蛇足。


伸びるか伸びないかだけでなく、化けるか化けないか。
きちんと仕事をしているとその積み重ねできちんと伸びる。
だけど伸びる人が化けるとは限らない。
ではどんな人が化けるのか。
ひとつに、先を見ている人なんだな。
見ているところで差が表れる。
いまやっていることのその先に何があるのかを自然と考えることができる広さ、深さ。
もちろん日々のコツコツとした努力も前提。


仕事だけでなく日常生活もいかに合理的にするか。
うまく生きているなという優越感に浸れると自分が世の中の勝者のような気分になる。
実際、このずっと続く不景気のなか、ムダな出費を防がないと懐に金が残らないという現実もあり、いかにうまく生きるかということに知恵を注いて、その達成感に満足する。
が、そればかりに自分の発想が流されないようにしたい。
金だけじゃないというありふれた言い方でもない。
合理的だけではない価値観も大事にしたいということ。


仕事でも育ちの良さ悪さというのが表れる。
人の指示でやっつけ仕事ばかりやってきていると、仕事のやり方がみなやっつけ仕事になってしまう。
前向きにとらえて突き進むような人と一緒に仕事をしてきた人は、自分の仕事でも前向きに面白く仕事をしようとする。
でも若い頃は、自分がそうやって周りの影響で形づくられていってるということを、その時にはわからないんだな。
育ったあとで、自分がどんな仕事をする人になったかが表れてしまう。
そういう意味で職場の上司が下に見せる態度ってとても大事なんだな。