女性に甘いおじさんの組織2013年06月30日 21時07分35秒

先週、ある事務所に物を借りに行った。
そこを訪問するのは僕は初めてだった。
受付に女性がいて、奥におそらく僕の用件先かと思われる人が見えた。
で、受付の前に立ってみたけど、受付の女性(おばちゃん)は顔も上げてくれず書類作業に没頭している。
「あのう、○○を借りに来たのですが」と言うと、その女性は無言で、上目遣いにちらりと見るだけ。
奥に通してくれる気配なし。
もう一度お願いすると、ようやく通してくれた。
無愛想に。

事務所の人が僕らが借りるものを準備しようと別室に行ってる間に、ほかのお客さんが来た。
そのお客さんは来慣れているようで、受付の女性に声掛けず自分たちだけでそのまま事務所の奥へ行った。
だけど、その人達の用件も僕らの用件先の人と同じだったようで、でもその人達は僕らに貸す物を取りにどこかへ行ったきりだったので、そのお客さんたちは事務所内を所在なげにうろうろし始めた。
でも、そんな様子もその受付の女性はお構いなしに、自分の事務作業に没頭して、お客さんたちに声かける気配は全くなし。
受付に座っているけど受付の人じゃないのかとも思いたくなるような態度だ。

そう言えば、かつてよく訪問していたある会社の事務所も同じようだった。
そこの女性も無愛想。
僕はしょっちゅう顔を出していて、僕の用件先はひとり決まった人だったのだけど、いつ顔を出しても「◯◯さんお願いします」と言わなきゃその人を呼んでくれない。
しかも面倒くさそうに。
その会社、あるとき本社にも行くことがあって、そこは札幌市内の立派なビルに入っていて、受付も豪華できちんとしているのだけど、入口のドアを開けて入っても、こちらをチラッと見るだけ。
僕から「すみません・・・」と言わないと受付の人が寄ってきてくれない。
そしてやはり無愛想。

愚痴を書きたかったわけではない。
社員教育の問題ね。
そんな大層なことではないけど。

おじさん主体の会社では、女性への教育が甘くなる。

必ずかどうかはわからないけど、そういうところ多いと思う。
僕がだいぶ前にいた職場でも感じたことがあった。
おじさんは女性のやることに対してあまり注意をしない。
甘やかすんだな。
おじさんは特に女性に対して憎まれ役になるのはイヤなんだ。
厳しいことを言わず、まあいいかとやり過ごす。
でも注意されないとその女性は自分の態度がダメなことに気づかないんだよね。
そして、注意しないせいでその女性の仕事の仕方は改善されず、喋り相手にはなるけど肝心の仕事は頼めないという状態になり、その女性もやがて居心地が悪くなる。
これはお互いの不幸だよね。
かわいがるのであればむしろ厳しくするほうがお互いのため。
叱らなくてもいいのだ。
前向きな一言を言う指導をすればいいだけだ。

大事にしたいのであれば、そっと接するのではなく、ばんばん仕事を与えて、いいところはたくさん褒めて、イマイチのところはきちんと指導する。
それが年長者(おじさん)の役割だよね。

お気に入りの服を大事にしすぎて、タンスにしまったまま着る機会を失って流行りが過ぎて着られなくなるというのに何となく似てるかも。
例えが悪いか(笑)
しかも話がそれちゃった。

コメント

_ さと ― 2013年07月01日 20時16分50秒

まるで私の部内の男性上司の心の声を聞いているような(笑)。
直接的な注意をして下さらないのはこちらとしても悲しかったりします。
本来伝えるべきことを伝えずにフラストレーションを溜められて横道にそれた形で発散される方もいらっしゃって、そういう時は切ない。。。
結局私が仕事が出来るようになれば解決することなのですが(T_T)

それにしてもTaroさんのこの投稿、いつも私が普段思っていることなのでとっても嬉しかった。。。

_ Taro ― 2013年07月02日 20時25分01秒

僕のかつての上司で女性でも容赦なく叱る人もいましたわ。
人によるし程度問題もあるけど、何でもいいよいいよよりは、泣かせてでも指導したほうが長期的にはいいのかなと思ったり。
僕はそこまで厳しくなれない気もするけど。
でも大事なのは、男女限らず、向上心もってる人が伸びるためには優しくすべきか厳しくすべきかということを上司がしっかり考えるということですよね。

_ さと ― 2013年07月02日 22時27分36秒

愛情をもって真正面から注意されると感動します。先日、心暖かい方にけちょんけちょんにはっきり言われて嬉しくて涙が出てきました。その涙に「女を使うな!」とまたお叱りを受けましたが(笑)

《叱らなくてもいいのだ。
前向きな一言を言う指導をすればいいだけだ。 》
この考え方、いいなあとしみじみ思いました。いいなあだなんておこがましいけれど。

_ Taro ― 2013年07月03日 06時56分32秒

僕も先日がっつり叱られました。
発注者の方からですが。
こういう歳、こういう立場になっても叱られるというのは情けなくなります。
それに、怒りをあらわにされて叱られると、やはり正直こたえます。
数日経ってもまだひきずっています。
そろそろ立ち直って前に進もうと思うのですが、なかなかね。

注意の仕方、叱り方って難しいですね。
相手の仕事が良くなればそれでいいのでしょうけど、やりすぎて恨みが残ってしまったりすると、その後のやりとりがぎくしゃくして、うまくいくこともうまくいかなくなったりしてね。
(僕がその発注者の方を恨んでいるというわけではないです)
だけど、いつも柔らかい言葉だけだと、なかなかわかってくれず、なめられたりもしてうまくいかない。

テクニック的には、時にはぐさりと戒めるという感じで、相手のプライドを砕かずくすぐる程度の注意の仕方ができればいいのだろうと思うけど、そんなの実際に相手を目の前にしたときには簡単ではない。
感情にまかせた注意の仕方、叱り方をしないというのが最低限かな。

_ さと ― 2013年07月03日 21時34分16秒

発注者の方の中には唖然とする物言いをされる方、いらっしゃいますよね。。。聞くも耐え難い口の利き方して。叱りつけたくなる(しないけれど)。
本当に優秀な心の大きな方って厳しいけれど優しいと思うの。
小者の乱暴な言葉使いと態度は気になさらずに、光を見上げられて下さいね。

_ Taro ― 2013年07月04日 06時16分48秒

ありがとうございます(^^)
励みになります。
気持ち切り替えて頑張っていこうと思います。

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