北見へ2016年01月14日 17時45分50秒

今日は午前中は役所の研究会の事務局参加、午後は魚のモニタリング調査結果の整理方法を魚類の専門の知り合いからアドバイスをもらいながら打合せ、で、これからオホーツクに乗って北見へ。
一体いつ作業仕事をするんだって感じで、移動時間と土日の空き時間でなんとか埋め合わせしている実情。

ところでこのオホーツク、自由席が満席で通路とデッキに人があふれている。
そして指定席の僕の隣は空いている。
だから僕が何をできるということではないですが。

実際に技術力が向上するのはいつなのか2016年01月14日 21時06分02秒

英会話に通ってた時に思ったことだけど、週1回英会話教室に行った時に何かを習って覚えたとしても、それで英会話が上達するかというとほとんどなくて、週1回のレッスンとレッスンの間、つまり残りの6日間にどれだけ自分で勉強するかで変わるんだな。
確かに週1回、ネイティブの先生と話することでこそ上達する面はあるのだけど、それと同時にこつこつと地道なことを積み重ねることが大事だなと。

専門性の高い技術の仕事に携わっていると、個々の技術を高めないと仕事の成果のレベルが上がらないので、技術力向上というフレーズが常についてまわる。
基本的に技術力なんて組織でどうのということでなく、技術力は個人で高めてそれを組織が買って使うものだというのが僕の基本的な考え方なのだけど、現実そうも言ってられない。
僕だって全て自分のモチベーションと努力で知識とか技術を身につけてきたかというとそうでもなくて、環境を与えられて教育されて身についたことも多い。
そう考えれば、自力での努力を待つだけでなく、まわりが手を回して教育して技術力を向上させるというのもあながち間違いではないかなとも思う。
こんなこと今さら思い至ったことではないけど。

今日、役所の「技術力向上」の一環の研究会に事務局で参加した。
職員の技術力向上のために組織でここまでやらないといかんのかなという感覚もよぎる。
でもこれによって個々の技術がちょっとでも向上して、公共の仕事の質が上がって世の中が良くなると考えれば、これも有効だなと思ったりもする。

その研究会の途中でリーダーの立場の方と話をしたときに、若手から中堅までの人たちが意外と基礎的なところを知らないで仕事やってることが多いんだよねという話になった。
そのときふと、役所だけでなくコンサルも同じで、だとすれば、こういう与えられる勉強の場がコンサルにも必要なのか。
勉強なんて先にお膳立てして「さあ勉強しましょう」と手を差し伸べるものではないという基本思想もあるけど、公共のものにつながる仕事で、個々の勉強不足でできの悪いものができていくのはもっと悪い。
念のため、コンサルのみんなが勉強不足と言ってるのではない。

では勉強会のようなものをやれば個々の技術は向上するのか。
正直、これまでもいまも自分が幹事で勉強会をもっているけど、勉強会を開けばその勉強会に来た人の技術が向上するとあまり思っていない。
伸びる人はどんどん伸びるけど、そのままの人はずっとそのままな感じ。
どこが違うかといえば、最初に書いた英会話のような、つまり勉強会ではない日常で言われなくても勉強もするような人が伸びる。
勉強会の幹事としてはとても悩ましい。

今日の午後、職場に戻ってからひとつ打合せをした。
人数は4人、僕の業務でちょっと行き詰まっているものを、そこに詳しい知り合いに来てもらって、アドバイスをもらいながら内容を詰めた。
打合せが終わってから思ったのだけど、ただのフツーの打合せのようで、でも僕にとっては何かひとつステップを上がれたような感覚を持った。
これがもしかしたらひとつの「技術力向上」なのかもしれない。
明確な、何かできることがひとつ増えたというものでなくても、知識とか理解とかの何かが実感として自分の中でワンランク上に上がることなんだな。

人数集まる勉強会でできる技術力向上、日常の打合せでの思わぬ向上実感。
向上の場面はいろいろ。
もしかしたら、勉強会も人数の問題ではなく、そのディスカッションに身を入れて参加できるかどうかなのかもね。
学校のように教える教えられるという立場が分かれるものでないなら、お互いの知識と発想をもって、補い合って、高め合うというのが理想か。
そういうことを自分は無意識に求めているのかもね。