やった形跡を残す、やり方を変える、自分の限界を少しずついところへ2013年07月26日 12時21分34秒

昨日とても眠くて仕事にならず、気分を変えようと資料室でいろいろ文献をあさった。
昔の人の仕事の振り返りをまとめたような資料を見つけ、ぱらぱらとめくると、その方がいつどんなことに携わって、誰と仕事したというようなことがまとめられていた。
自伝のようなものは当事者とそのまわりで関わった人にしかわからないことが多くてそんなに興味はないのだけど、自分の仕事を自分なりに整理しておくというのはいいのかもって思った。
それを武勇伝のように語りだされるとうっとうしいけど、個人的に何らかの形跡を残すというのはいいと思う。
それも、何をやったかというより、何を考えたか、何を感じたか。
小学生の作文の指導みたいだね。
何をやったかだけでなく、それであなたはどう思ったのかを書きましょうって。


落ちたプロポーザルの参加社ぜんぶが入った点数表を見た。
そもそも選ばれる可能性は極めて低いと思いながら書いたプロポーザルで、項目によっては点数が低くてやむなしというところもあったのだけど、同じように落ちていたほかの会社がある項目でずば抜けた高得点をとっていた。
たぶんキラっと光る提案を書いていたのだろう。
たぶんダメだろうと思いつつもそれなりに頑張って書いたプロポーザルだったけど、自分には書けなかったことをその会社の人は書いていたということで、自分の実力がまだまだ足りないんだなとつきつけられた感じ。
気持ち入れ替えて頑張る・・・とありきたりな言葉で流すのは簡単なんだけど、どう気持ちを入れ替えるのか。
文章の書き方の小細工の問題ではなくて、何を提案するか、提案する内容をどのようにつくり上げていくか、自分が今やってるやり方自体を考えなおさないといけないんだなと思った。
あわてずじっくりやり方から見なおすか。


能力に限界はない。
自分の限界を決めてしまうのはつまらないし、努力すればどんどん向上すると考えるのはいいと思う。
けどある時点に限って言うと無限じゃないよね。
つまり、その瞬間瞬間では、その人の知識とかやる気とか時間とかがあって、そこから努力して手が届く範囲は限られる。
なので、能力に限界はないというのは実感としてあまり正確ではなくて、その時にその人が頑張ってできることには限界があって、できないことはやはりできない。
ただ、だから諦めるというのではなく、多少長い目で見て少しずつステップアップしていくのが大事なのかなと。
その時は今さら努力してもと思ったとしても、5年後に、あの時は今さらと思ったけど5年前にやり始めてよかったと思ったりするからね。
いま手が届かないところはやっぱり頑張ってもいまは届かないけど、5年後とか10年後に届くようになればいいよね。