白石一文、越谷オサム、松樹剛史、朝倉かすみ、上岡伸雄、五十嵐貴久、白河三兎2013年04月29日 07時06分16秒

入院していた時間もあり読書がさらに進んだ。
読んだことのない作家の本を読もうという目標を頭に置きつつ、そうやって知った作家の別の作品も読むという感じで。
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僕の中の壊れていない部分 白石一文
昔の文学作品を現代の作家がつくるとこんな小説になるのかなという作品という印象。
文学作品という意味ではいいのかもしれないけど、主人公の女性への態度には共感持てず、というより嫌い。
ただ小説全体としては◯、読後感は△。

階段途中のビッグ・ノイズ 越谷オサム
爽やかな青春小説。
自分が通っていた高校の風景を重ねながら読む感じで◯、読後感も◯。

きみはジョッキー 松樹剛史
つぶれかけの地方競馬とはいえこんなに簡単に競馬関係の仕事につけるのかという疑問は湧くけれど、応援したくなる感じで◯、読後感も◯。

田村はまだか 朝倉かすみ
同窓会あとの飲み会に残った40代なかばの男女という設定が自分にはとてもリアル。
いろんな想像をしながら◯、読後感も◯。

風の教室 上岡伸雄
小学校が舞台でスポーツと教育のことが爽やかに書かれている。
こんな先生が来たら僕もラグビーやってたかもと思ったり。
こういう先生がたくさんいて、そんな学校が多ければ子供はまっすぐに育つだろうなと思ったり、とにかく内容的に◎、読後感も◎。
すばらしい。

ダッシュ 五十嵐貴久
男子高校生が憧れの女の先輩のために尽くすという青春小説。
ただ、女の先輩の試練はもっと別の形でも良かったのではと思ったり。
あと、無免許の高校生が高速道路を成田空港までとばすというのは、現実的にはちょっと無理があるかな。
でも内容としては◯、読後感も◯。

私を知らないで 白河三兎
シチュエーションとしては特殊な環境に育った女子中学生の青春の物語ということになるのかもしれないけど、内容的には全然違う、この女の子の言動を通してもっといろいろなことを考えさせられる。
主人公の男子とこの女子とのやりとりは中学生には無理だろうと思ったりもする
けど、それぞれの生い立ちを考えれば無理じゃないのかもとも思ったり。
最後は静かに読み終えるという感じで、内容は◎、読後感◯。

あと、入院中に小説新潮別冊yom yomという小説雑誌を読んだ。
この中のそれぞれについてはまた改めて。
なんか本当に小説読むのにハマってきているのかも。

2013札幌ドーム日ハム観戦 2回目2013年04月29日 18時24分02秒

3回終わって0-12。
先発中村勝が1回表、先頭の坂口にヒット打たれたあと、送りバンドの構えの2番打者の頭に死球、開始たった6球で退場。
そのあと出てきた乾が打ち込まれた。
まるでオリックスのバッティング練習のようでした。
このあとパラパラと点を返したけど結局は3-12で負け。
4回以降、点を取られなかったことだけが唯一良かったことかな。
勝ちゲームを見たいなあ。