雑感もろもろ(その2)2015年02月22日 08時46分40秒

それなりに仕事ができるような歳になると、自分がすでにできるやり方で仕事を片付けようとする。
実際できてしまうことも多い。
それが経験の強みということなんだろうけど。
同じやり方考え方を繰り返していくうちに、作業の時間も考える時間も短くなるので、自分自身が楽になる。
だけど、それは停滞でもある。
自分が停滞していることに気づかないと、自分のやり方がいつの間にか通用しなくなっていても気づかないことにもなる。
年はどんどん経過するので、その分年齢とか立場が上がり、周りからは年齢に見合った、立場に見合った役割が求められる。
自分はできる人だと思って停滞していると、いつの間にか周りが求めることと自分ができることに開きができる。
つまり、自分ができると自信を持ちすぎず、できることにしがみつかずにステップを上がっていくことが大事だよなと思う。


とは言え、向上心の押し付けはありがた迷惑以外の何ものでもない。
向上心は自分自身でもつもので、他人がとやかく言うことではない。
ただ、向上心を感じられる人は、同じように向上心を持っている人から惹かれて、そこで高め合えることにもなる。
そうやって惹かれ合う関係を僕は大切にしたいと思う。


感想はできるだけ言うようにしている。
学会発表だったり、もっと日常で、人から何かを紹介されたりしたときや、身近な人が頑張って何かをやったなと感じた時とか。
自分が感想を言われた時に嬉しいと思うからね。
褒められると単純に嬉しいけど、必ずしも持ち上げられた感想よりも、厳し目の指摘がありがたいと思ったりする。
感想を伝えたときには、相手には余計だったかなと思う時もあるけど、それでもありがたいと思ってくれているかもなと思ってめげずに言う。
最近、ある人からそに人の作品を紹介されて、やはり感想とそこに僕のものもついでに紹介したら、その人からさっぱり感想はなかった。
何も感じなかったということなのか、感想を言うに値しない程度のものだったのか、そんなところだったのかもしれないけど、正直がっかり、言うんじゃなかった。
ま、人それぞれなので、ひとつひとつの出来事に一喜一憂しないと思うのだけど、自分としては感想を伝えるということは大事にしようと思っている。


このブログも始めてだいぶ長くなってきたので、以前に書いたことと同じようなことを書いていることもあるかもしれない。
今回の最初に書いた自分のやり方に固執することの話とか最後の感想の話は何回か書いたことある気もする。
雑感として書いたことはそれなりに覚えているので、二回目になることは書かないように気をつけてきたけど、繰り返しになってもいいかなと思い始めた。
数年前に書いたことなんて本人も誰も覚えてないってことも多いかもしれないからね。