スポーツも仕事もフォームなんだ2011年03月20日 15時41分06秒

ゴルフをやり始めようと思った頃、レッスン受けてきちんとしたフォームを身につけた方がいいよと周りからよく言われた。
だからレッスンに通った。
レッスンでスイングを習うと、教えられないと気づかないことがたくさんあった。
ゴルフは我流のフォームではボールはちゃんと飛ばない。

ゴルフに限らずどんなスポーツでも、フォームがきちんとしているかどうかで、上達の仕方は違うのかもしれない。
僕はバレーボールをやってたのだけど、バレーもフォームがある。
僕はバレーを始めた中学校のバレー部が割と強くて、そこで基本もきっちり教えられたから、高校に進んで周りの普通の中学から来た仲間と一緒になったとき、何とでたらめなフォームでみんなバレーをやってるんだと思った。
でもそれは能力の問題でなく、教えられたか教えられてないかの違いだし、教えてくれる指導者がいたかどうかの偶然の違いだから、本人のせいではない。
しょうがないのだ。

でさ、最近思ったのだけど、仕事もそうなんだな。
仕事のやり方もフォームなんだ。
その人がどう仕事を進めるか、その人のやり方が表れる。
きちんとしたやり方をする人もいれば、ばたばたと慌ててばかりの人もいる。
雲行きがあやしくなったとき、すぐに自分から手を打つ人もいれば、どうしようと不安になりながら何もせずに時間だけが経過してしまう人もいる。

個性とかその人のやり方があるとか言ったりもするけど、それは一流の人に使うことで、未熟な人に使うのは甘えてるだけだ。
自分で個性とか言うのは自分が甘えてるだけだし、上司が「彼の個性だから」と見過ごすのなら指導をしない言い訳に過ぎない。

それでさ、仕事でも、我流のフォームが身に付いてしまったら、容易には変えられないんだな。
例えば、時間に甘い人っているでしょ。
時間ギリギリにしか来ない人とか、打ち合わせの日の会社を出る時間のギリギリまで資料をつくる時間にあててる人とか。
それ以外にも、相手への報告や相談のタイミングの取り方とか、説明のやり方とか資料の作り方もそう。
知らず知らずのうちに自分のフォームができていって、いい癖ならいいんだけど、悪い癖がしみつくと、もう簡単には変えられないんだよ。

ま、僕もいろんな悪いフォームが身に付いてるんだろうけどね。

僕はね、まずはやっぱり上司がきちんと指導しないといけないと思うんだよ。
口できちんと指導する。
それと、本人は周りを観察して、いい仕事のフォームを盗む。
周りを見回すと、いいフォームの人、イマイチのフォームの人、いろいろいるから。
また、全てが揃って完璧な人ってのもなかなかいないから、いろんな人のいいフォームを真似るんだ。

たぶんね、スポーツと一緒で、きちんとしたフォームが若いうちに身に付けば、30代とか40代になってから、どどーんと仕事で飛躍できるんじゃないかと思う。
やる気になったときに、きちんとしたフォームが身に付いていると強いんだ。
相手からも信用されやすいし。
逆に、きちんとしたフォームが身に付いていないと、仕事がうまくいかないことが多くなって、相手から叱られたり、相手を満足させられないことが多くなったりして、どんどん仕事がイヤになっていく。

仕事もフォームなんだよ。