遅れた電車になんとか乗り込もうとする女性2009年01月18日 06時40分41秒

僕が通勤で乗っている札幌近郊のJRは、冬のこの時期は、吹雪いたときには2-3分はよく遅れます。
岩見沢、江別方面からくる電車で、そっち方面は特に吹きっさらしのなかを走ってくるので、それくらいの遅れはそもそもしょうがない。
そんな土地ですから。

先日も5分遅れくらいで電車がやってきました。
遅れた電車はたいがいは混みます。
それぞれの駅に遅れて到着することで、次の電車に乗るつもりで来た人まで乗ってしまうからでしょう。
なので、もう東京の電車並みにドアのところまで人がびっしりで、乗り込める隙間もないような状態でした。
僕はその電車をやりすごして次を待つことにしました。

で、見ていたら、それでもなんとか乗り込もうと頑張っている20代前半くらいの女性がいました。
ドアのところはぎゅうぎゅう詰めの壁のようになっていましたから、その女性は壁あてのボールのように跳ね返されていました。
見ているだけで、すごく気の毒な気分です。

電車が遅れたからと言って、職場に遅れるわけにいかないのかもしれませんね。
学校のように電車の遅延証明書を出せば遅刻を許してくれるような職場ばかりではありませんから。
全てはタイムカードの時間で決まってしまうとか。
または、許されるかどうかではなく、大事なお客さんとの約束を持っていて遅れて迷惑かけるわけにいかないとか。

実はそういう電車のあとの電車はだいたいは空いてるんです。
この日も、がら空きとはいきませんが、いつもよりは隣の人と密着しないでいいくらいに余裕がありました。
その女性も、1本遅らせられる時間の余裕があれば全然違ったんですけどね。

たぶんですけど、その女性はもうその電車に乗らないと遅刻ギリギリという出勤スタイルだったんでしょう。
そうすると、その電車に乗れるか乗れないかがその人にとって死活問題のようになってしまう。
普段から1本前の電車に乗るくらいの余裕を持っていれば、電車が少々遅れようと、何とかせねばとあせることもなくなるんですけどね。
ギリギリの習慣は、とっさの事態には弱い。

仕事もそう。
職場にもいろんな人がいて、前日までにだいたい終わらせて、打ち合わせ当日はもう別の仕事をしているくらいの余裕しゃくしゃくの人。
出発時間ギリギリまで机にかじりついて資料づくりをしている人。
また、打ち合わせ場所まで1時間かかるという時に、きっちり1時間前に出る予定を立てる人と、1時間に15分くらいの余裕を加える人。
もう、いろいろですね。

僕自身はと言うと、余裕もち派かな。
ギリギリで落ち着かないという状態になったらドキドキして嫌だから。
一緒にいる人にもイライラさせてしまいますよね。
それでもギリギリになるときはありますけどね、もちろん。

ただ、この時期の北海道で、特に車での移動の時は、移動時間をギリギリで見込んだら、あせって事故につながりやすくなります。
なので、それだけは最優先で余裕を持とうと思います。