技術士全国大会に参加して・・・ちょい不満2007年10月19日 12時21分12秒

福井であった技術士の全国大会に参加してきました。

僕は北海道の青年技術士交流委員会のメンバーに入っていることもあり、全国の同じような技術者とどんな話ができるのかなと期待して行きました。

正直言うと、満足とは言い難い。

特に、災害の部門の講演を聴いていたら、過去の地震や水害なんかの被害状況や復旧事業の説明をするだけで、技術士会だからこそという視点で、技術士がそこで何をすべきだとか、技術士会の組織としてどんな使命があるはずとか、そんな議論が全くありませんでした。

これでは普通のシンポジウムを聞いているのと同じで、年1回、全国から技術士だけを集めて聞かせる話ではないと思います。
もっと技術士という組織にこだわった大会にしないと。

青年技術士の集まりのほうも同じような感覚を持ちました。
ひとつひとつの講演は面白かったし、自分がこれから技術者としてどう活動していくかを考えるいい機会になりました。
だけど、技術士の組織としてどうすべきかという視点はほとんど感じられませんでした。

「青年」とはいえほとんどが30代後半から40代にかけての人達が青年技術士。
若造ではありませんからね。
技術士会全体では相対的に若造になるだけで。
そんな世代なので組織としてという考えができないはずはないと思うのですが。

同世代の技術士が全国から集まって、いろんな考えや技術者としての悩みなんかを話できるかと思っていたのですが、それは一部の人とだけで、表面的なお喋りに終始することがほとんどでした。
まぁ交流する機会という意味ではいいんですけどね。
あまり堅く考えすぎない方が良かったのかもしれません。

だけど、来年の全国大会は島根の松江。
札幌からはさらに遠い。
今回くらいの満足度だと、ちょっと躊躇するなぁ・・・。