そして今日は河畔林の打ち合わせ2007年10月12日 21時07分27秒

昨日、河畔林のセミナーに行ったところで、今日たまたま河畔林に関わる打ち合わせがあった。

比較的大きい川の河畔林をばっさり切る必要がある場所で、そのために事前にどんな環境調査をすればいいだろうかと相談されたのだ。

鳥の調査は必須。
樹木を含めた植物調査も必須。
問題はそれ以外だ。

魚類は、木を切る場所が水際から離れているから、ここではやらなくていいだろう。
昆虫は?
ほ乳類は?
両生・は虫類は?

そうやって考えていくと調査がフルメニューになってしまう。
お金がふんだんにあるのならそれでいい。
だけど「やるに越したことはない」という程度の調査なら「やらないでもいい」という選択肢もある。

あてる予算が少なければ知恵を絞る。
河畔林に依存して生きる生物を重点的に調査する。
それでいい。

仮に市民団体や環境保護系の団体から文句が来ても、知恵を絞って、少ない予算のやりくりで判断した結果だときっちり説明すればいい。

大事なのは環境調査を義務的にこなすという感覚ではなく、ひとつの環境としてどのように扱うかを丁寧に考えることだろう。