僕は猫背2009年07月17日 22時36分07秒

僕は猫背なんだと。
自分では気づかなかったんだけど。

脳神経外科の先生に言われてわかったんだ。
昨年末に足の違和感でMRIの検査を受けたときに、先生がレントゲン写真の背骨の上のほうを指しながら「異常はないですね、ちょっと猫背気味ですが」ってさらっと言ったのだ。

軽いひと言だったけど、ちょっとショックだったんだ、僕は。
姿勢はいいと思ってたからね。
昔から歩くときはぴしっと背筋を伸ばしてしゃきしゃき歩くように心がけているつもりだったから。

先生のひと言がずっと引っかかって、その後は外を歩いているときにふと「俺は猫背なのか」って気になったりして、で、改めて気にして歩いてみたら、やっぱり少し猫背気味なんだ。
いつ確かめてもそうなんだ。
あんなに背筋をぴしっと伸ばすことを意識していたはずなのに、いつの間に僕は猫背になったんだろうって、静かに小さく悩み始めていたんだ。

でさ、今日、突然ふと気づいたんだ。
原因がわかったんだ。

犯人はリュックだ。

僕は7年前に札幌に戻ってきたときに、通勤カバンを今までの肩掛けバッグからリュックに替えたんだ。
肩掛けバッグって、僕は癖で左にしか掛けられないので、ずっと肩掛けバッグを使い続けるとどんどん身体がゆがんでいきそうな気がして、それで左右の肩への負担が均等になるリュックのほうが身体にいいなと思ってね。
それにリュックだったら多少荷物が増えて重たくなっても、肩掛けバッグより重さを感じないしね。

でもね、これまでは左右のバランスの良さでリュックがベストと思い続けていたけど、考えてみればリュックを背負うと身体の後ろ側が重たくなるわけで、身体がバランスをとるためには身体は自然と前かがみになるんだな。
これを毎日ずっと続けることになるから、姿勢は少しずつ前かがみの癖がつく。

たぶんそういうことなんだ。
7年間気づかなかったよ、こんな単純なことに。

ついでに言うと、リュックって重さを感じにくいこともあって、入れておく物がどんどん増えるんだよね、僕は。
財布と弁当くらいでいいはずなのに、手帳、文庫本、ノート、クリアファイル、ケータイ、デジカメ、デジタルオーディオプレーヤー、折りたたみ傘。
まだあるよ。
シャープペン、3色ボールペン、蛍光ペン、予備の小銭、コンビニカード、割り箸・・・
あるわあるわ。
最後の割り箸なんてホントはどうでもいいはずなのに。

こんな感じでいつも重いリュックを前かがみで背負っているうちに猫背になったのだろう。

カバンを替えよう。
でもなぁ、リュックに代わるバッグってあまり考えたことなかったからなぁ。
丈夫なトートバッグがいいかな。
でも気に入るものを探さないとなぁ。
どうしようか。
また考えることがひとつ増えた。