会社のモノと自分のモノ2011年08月29日 19時32分50秒

ちょっとした不注意で社有車の後部ガラスを割ってしまった人がいて、通常は会社負担で修理するのを、本人に一部負担させようかということを検討しているとのこと。
もらい事故ならともかく、ちょっと注意していたら防げたような破損は、そもそも全額を会社負担で修理することが適切かどうかと疑問をもったらしい。
最近、そういう本人の不注意で車が破損して保険で修理するという例が増えているということが背景にあるそうだ。

まあ、会社としては経費節減に知恵を絞りに絞っているところで、一方で不注意による修理が重なることで保険代がアップしたりするとやりきれないということだろう。

本人の不注意で出費が発生したことを会社が面倒見るべきかどうかは、正論で言えば本人負担が原則ってことになるだろうけど、20~30万円の修理代を一部負担ってことになったら、一部とはいえ数万円の出費になるよね。
お金に困っていないおじさんならまだしも、あまり給料もらってない若い人ならたまらない。

仕事してたらミスはあるからね。
不注意がけしからんと言う人でも誰でも仕事してたらミスはある。
ミスを美化するわけじゃないけど、仕事してるからミスが起こる可能性もついてくるわけで、仕事してない人にミスは起きない、というか起きようがない。

以前、出張の電車に乗り遅れた人を飛行機で駆けつけさせたことがあるけど、自分のミスだから飛行機代は自腹でと言われたら悪いのは自分であって割り切れない気分になるだろう。

ほかの人で、丘珠空港(札幌市内)発の飛行機だと思ったら、千歳発なのに気がついて、札幌市内から千歳空港までタクシー飛ばしたというのを聞いたことがある。
でもこの人は自腹タクシーだったんじゃないかな。
違ったかな。
でもつまりは原則ってあってないようなものということか。

車の修理の話に戻ると、そもそもの問題は、会社の車だということで緊張感とか慎重さがなくなるということだろうね。
どうせ会社の車だって思うことは誰でも大なり小なりあると思うから。
プライベートの車だったら、壊さないようにともっと注意を払うと思うんだ。

別の例えを言うと、どこかにモノを落としてきたとして、自分のモノだったら戻って血眼で探すところを、会社のモノだったらまあいいかって探さずにそのまま会社に帰ってしまうということもあったりして(例えが悪いかな)。

自分の出費が絡むと意識は変わるから、やっぱり破損とか紛失とかで自腹の場合があるという緊張感を持つようにし向けるというのもひとつの方法なのかな。