近い人は守ってほしい2014年03月12日 22時24分59秒

週刊誌的なニュースをあまり見ないからわからないのだけど、STAP細胞の論文の信憑性が疑われていることで、ネットでは通常のニュースで報道されているより過剰にリーダーの小保方さんが嘘つきの常習犯のような言われ方をしているみたい。
ネットは恐ろしいとか、それでも自業自得だとか見方はいろいろ。
でも、彼女の周りは大丈夫かな。
こんなときこそ周りは全力で彼女を守らないといけない。
女性だから守るとかそういうのではない。
誰でもそんなに強くない。

芸能人やスポーツ選手でもなければ、若くしてこんなに急に脚光を浴びることはない。
普通は脚光を浴びる準備なんてしていない。
なので、普通の人が全て緻密に隙がないように積み重ねてくるというのは余程のことがない限りムツカシイ。
過去のボロはたくさんあって当たり前で、それを詰めが甘いと言うのは簡単で、誰でも掘り起こされたらまずいことは大なり小なりあるはず。

例えば先の音楽家さんのように、名を売ろうと自分から意図的に何かをやってきた人であればその始末は自分でやらなきゃと思うけど、そうでなくて、本人の意図とは関係なくマスコミから必要以上に上げられたのであれば、世の中全体から叩かれるような状態はある意味被害者でもあると思う。

研究者の論文は最終的には個人の責任だというのも正論だ。
だけど、仕事なんて全てが個人に帰着することはない。
論文も査読を経て世の中に出るので、査読者の責任も一部ある。
組織の名前を入れて投稿した論文なら、組織としてのチェックもあったはず。
博士論文のことも指摘されているようだけど、それだって指導教官が指摘して改善すべきだったことでもある。

脚光を浴びた分だけねたみとかやっかみを受けてしまうので、本人はそれまでの平穏な研究生活から、毎日目に見えない針のむしろに置かれるような、究極のストレス状態になっているかもしれない。
うつを通り越した病気になってもおかしくない状況が想像できてしまう。

お節介な心配かもしれないけど、周りは大丈夫だろうか。
彼女を全力で守っているだろうか。

釧路2014年03月12日 22時40分04秒

今日は釧路で委員会の傍聴。
この委員会で討議されている内容を初めて聴いたけど、とても本質的で内容の濃いことを議論している。
聴くだけで面白かった。
勉強になりました。