東野圭吾、白石一文、松樹剛史、松尾清貴、藤岡陽子、角田光代、阿部牧郎、雫井脩介、佐藤多佳子2013年05月25日 11時57分50秒

少し本代を使いすぎたので、読書も節約モードに。
家にあった本を掘り起こしたり、ブックオフで安く買ったり、でも新品もあり。
本って新品という言い方するのか?


手紙 東野圭吾
兄がひとり暮らしの資産家老人の家に入って金を盗もうとして見つかってその老人を殺してしまった。
それは弟のための金を工面しようとしたためだった。
そんな犯罪者をもった弟が社会のなかでいろんなことに直面する痛い物語。
犯罪にかかわらず、身内が何かで目立ったら周りの人にまで影響が及ぶということか。
読み応えはあり◯、読後感は、う~ん△。

一瞬の光 白石一文
ブックオフで105円、それはま、いいとして。
この作家さんの「僕の中の壊れていない部分」を読んで、ほかにどんな小説を書いているのだろうと興味が湧いて読んでみた。
主人公の奥にあるやさしさがいい。
しっかりはまり込めて◯、読後感も◯。

ジョッキー 松樹剛史
これもブックオフで105円。
競馬の世界の雰囲気がわかる感じだけど、本当にこんなのかなとも思ったり。
減量も本当に10キロとか落とすのかなあ。
小説としては軽い感じで◯、読後感も◯。

偏差値70の野球部 松尾清貴
イメージしていたのと内容が全然違った。
高校受験で、行こうとしていた高校と名前が似ている高校を受けてしまって、合格してから気づいたというのはちょっと無理あり。
あり得ないよね。
続編が3冊あって通して読めば面白いかもしれないけど、読む気になれず△、読後感は◯かな。

いつまでも白い羽根 藤岡陽子
家庭事情で普通の大学に行けず看護学校に進んだちょっと気が強めの女の子。
その友だちの不器用で明るい女の子もすごくいい。
期待以上で◎、読後感も◎。
これはすばらしい。

エコノミカル・パレス 角田光代
角田さんは好きなんだけど、この小説は好きになれなかった。
読んでいてもどかしさばかりで△、読後感も△。
ちなみに釧路駅の古本屋さんで220円なり。

夜の賞与 阿部牧郎
裏の解説によると「オフィス官能ロマン」だそうだ。
これも釧路駅の古本屋さんで買ってみた。
官能小説をどう評価していいのかわからないけど、こんなのもありかなということで◯(?)、読後感も◯(???)
奥付みると1989年なので20年以上前の本で、それが中古本で280円もするというのは、こういう小説は売れるから?
釧路からのJRで一気読み(笑)

クローズド・ノート 雫井脩介
家の本棚にあったので読んでみた。
以前に映画にもなってたんだな。
読んでみたら、さすがに映画化したくなるのはわかるなあというストーリー。
最後の展開が予想できてしまったのがちょっと残念だけど内容的には◯、読後感も◯。
しばらく使ってないけど万年筆をまた使ってみようかなとも思った。

一瞬の風になれ(第一部) 佐藤多佳子
中学までサッカーやってた少年が高校で陸上に転向して、ランナーとしての素質を開花していく。
まだ1巻を読んだだけで、これから第2巻、第3巻を読むところ。
応援したくなる感じで◎、読後感も◎。
これからの2巻以降の展開にすごく期待。