近況もろもろ:面談、水滸伝ふたたび2010年04月09日 06時47分57秒

4月に入り、仕事がだいぶ落ち着いた。
3月末に崩した体調もほぼもとに戻った。
昨年度の残務も多少は残しつつだけど、今のうちに意識してのんびりして、エネルギーを蓄えるか。
忙しいときとそうでないときと、メリハリをつけたほうが、いざというときに瞬発力がでるので。


「4月になって時間できたら飲みに行こう」と2月とか3月の忙しいときにした口約束がいくつかあって、4月になってみると、本当に全部行くのかと思って大変なんだけど、それはそれで4月の行事という気もして、口約束を改めて確かめ始めたところなのである。


部署で、昨年度の業務をひとつひとつフィードバックする面談をやってみた。
業務って、始めたときから終わるときまでいろんなことが起こっているわけで、失敗もあれば成功もある。
ひとつひとつが経験になるけれど、一度きっちり振り返って確かめておくことで、記憶の奥底に埋もれさせずに、思い出せる記憶にとどめさせることができるかなと。
簡単に言うと、反省会だね。
終わったことを流すのではなく、一度だけきっちり向き合って腹割って話をしておく。
しんどいんだけど、あとあとは実になるはずだから。


それとは別に、今日は部署恒例の3ヶ月に1回の面談日。
メンバーそれぞれが1対1で組み合わせて面談をする。
ひとつの組み合わせごとに30分。
3ヶ月も経てば考えていること、感じていることも変わったりする。
お互いの考えを理解するのには、3ヶ月に1回くらいがちょうどいいと思っている。


社内外の何人かに技術士試験に向けてのサポートをまた始めた。
3月まではなかなか試験勉強はできないからね。
これからの時期、添削もするし、そもそもの勉強のやり方の相談にものる。
でも一番大事なのは本人がどれくらい勉強する気があるかだね。
だから声はかけるけど、自分から来なかったらそれ以上は何も言わない。


水滸伝を読み返している。
2回目読むと、1回目で理解しきれていなかったことがいろいろ見えてくる。
「強い者が、一番強いことを目指すことに意味はない」
仕事もそうだよね。
一番仕事がデキル人を目指しても、世の中には自分より仕事がデキル人は果てしなくいる。
仕事がデキル人でなくても、仕事は勝てる。

雑感もろもろ:自分の決めごと、技術士試験の勉強方法2010年04月15日 18時31分19秒

北見出張のついでに、昨年度、業務で関わった網走川の工事箇所に寄った。
河道掘削とあわせて河畔林も伐採した。
ただ、単純に伐採したのではなく、かなり大胆に間引きした。
スカスカ。
だけど、時間が経つと残した木が生長して、いい具合の林になる見込み。
数年後が楽しみだ。


仕事の経験を積んでくると、自分の中での決まり事というか、自分のやり方としてこれはしないようにするというものを、意識的にか無意識にか、もつようになる。
で、それを守り通せればいいのだけど、成り行きで、そうもいかない状況になるときもある。
ほかの人にはわからないことだから、自分だけの葛藤になる。
自分をなくすような気になるので、さらに悩む。
でも、一度決めごとを守らなかったからと言って、自分の決めごとがなくなったと思わなければいいだけだよね。
再スタートで、また次から守ればいいんだから。


テレビでとある成長企業の新入社員研修の様子を見た。
もうすさまじいスパルタ。
映った新入社員は、眠気が一気に覚めた学生さんという顔をしていた。
いまどき、若い人は優しく育てよという世の中の流れがあるような気がして、上から強く出るとパワハラとかいう言葉がちらついたりしたりもするけど、でもさ、優しくするというのは、優しい猫なで声で接することではなくて、相手を本気で育てようという気持ちの優しさであって、その優しさのカタチがスパルタでいいと思うんだよ。
表面的な優しさって、ぶつかるのを避けてるだけかもしれないし。
本気の優しさですよ。


個別にみている技術士試験のサポートが少しずつ進み出した。
過去問を整理して、自分ならどんなことを書くかを考える。
でもそれはひとつのやり方。
試験勉強のやり方は人それぞれなので、自分が一番いいと思うやり方をすればいい。
勉強の方法を考えすぎず、とにかくやることが大事。
当たり前だけどね。
いろんな情報を眺めているうちに勉強やった気になるんだけど、それでは実際に文章は書けないから。
情報集め50、書く訓練50かな。
試験が近くなれば書く方の比率を高めていく。
どうでしょうか。


仕事でちょっとした失敗をした。
本当はちょっとではないのだけど。
僕の失敗。
ごめんなさい。
失敗の原因分析するといろいろ挙がるだのけど、僕が途中で気づける感覚がなかったことが最大の問題。
ああ、情けないっす。

雑感:競争意識、上司と部下2010年04月23日 20時23分33秒

先週と今週、プロポーザルのヒアリングが続いた。
手応えはまあまあ。
公募型ということもあり、片方は10社近くの争いのようだ。
どれくらい評価されたかな。
考えてみれば、それなりに評価されたとしても、1位じゃないと契約にはならないわけで、2番とか3番とかで「よく頑張ったね」と言っても、結局は何の意味もない。
スポーツで「優勝でないと意味がない」と言う選手がよくいるけど、何となく似ているなと思った。


先週号のAERAに上司と部下の関係の特集があった。
こんな上司・部下がいれば「幸せ」というアンケート結果がのっていた。
上司に対しては「目立たない仕事でも、きちんと評価してくれる」がトップ。
部下に対しては「柔軟性がある」がトップだそうだ。
同僚らと話をすると、上の立場に対する不満を持っている人が思った以上に多い。
不満の程度は人によって様々だけど。
身の回りに置き換えると、目立たない仕事を評価してくれるかどうかというのはとても基準ラインが高くて、そもそも何となくでも自分自身が大切にされているという実感をもてるかどうかかなという気がする。
とは言え、僕は気がついてみれば社内では上司としての立場になることのほうが多くなっていて、だから自分が下に対して、それぞれを大切に思いながら育てようとしているかが重要かなと。
愛情を持ってびしばし鍛えます。


事業仕分けで、ある研究所に仕分け人が事前視察に行ったとき、ある研究分野がほかの研究機関とダブっていることを指摘されて「重要な分野は競争と協同が起きる」と反論したという記事が新聞にあった。
確かに、競争意識があればこそ伸びるという面はある。
だけど組織が複数あるから競争になるかどうかはわからなくて、その組織の中でどこまで競争意識が植え付けられているかということでしょう。
競争感覚をきっちりもった研究者って、もともとワールドワイドな競争をしているはずだし。
僕は競争意識は大事だと思っている。


部署で席替えをした。
4月だし。
古い机も新しいおしゃれなのに買い換えた。
4月だし。
仕事には気分も大事だよね。