元旦の初売り目指して大型スーパーに行く2010年01月01日 21時20分40秒

元旦の初売り目当てで、朝から大型スーパーに行った。
前日にたまたま見たスポーツショップのチラシで限定セットを見つけて、それをゲットするために開店時間のちょっと前に着くように向かった。

スーパーに着いたら入り口の前には人だかり。
寒いのに。
ああ、元旦のスーパーってこんななんだと眺めつつ、いつものように店の上の駐車場に車を駐めた。
階上駐車場から店に入る入り口のほうにはまだ人がほとんどいなくて、並んだのは先頭から3番目。
これってラッキーなのかと思いながら開店まで10分ほど待つ。

9時の開店と同時に自動ドアが開き、エスカレーターで店のフロアに降りていく。
吹き抜けから見えた1階では、正面の入口から入ったお客さん達がダッシュで散っていく。
すさまじい。
でも僕ら上からのエスカレーター組は、走らないまでもエスカレーターの上を急いで降りるということもせず、なぜかのんきに立ったまま。
どうやら2番目の僕の前の子連れ家族が止まったままだったからだ。
エスカレーターだし、子供がいるからやむを得ないか。
後ろの人たちは「せめて歩けよ」とイライラしてただろうけど、声はあがらなかった。

エスカレーターを降りたら正面が僕が目指すスポーツショップで、店に入ったのはほぼ一番。
店員さんにチラシを見せて、ほしい限定セットの場所を教えてもらって、狙い通りのモノを手にした。
こんなにうまくいくものか。

そうこうしているうちにスポーツショップにもどんどん人が押し寄せてきた。
そしてその限定セットはあっという間にワゴンからなくなった。
あとからやって来た人は、マネキンに着せていた見本を脱がせて持っていった。
僕は狙いのモノをとりあえず確保したから、あとはぶらぶらほかのものを物色。
スポーツショップは歩き回るだけでも楽しい。

特売りのキャンプ用品のあたりを見ていたら、だいぶ高齢のおじさんが、店員さんに「これどこにあるの?」チラシを見せながらと聞いていた。
すると店員さんは「すみません、もうなくなりました」と謝った。
おじさんは「えっもうないのか」と驚きながら、だんだん怒りが沸き起こってきているようだった。
「俺は8時に来たんだ。それでも買えないのか」と独り言なのか、店員さんへの文句なのか、どちらともとれるような言い方で最後は本当に怒っていた。

そうかこのおじさんはそれを買うために8時に来たのか、と僕は店に着いたときに見た外の入り口の人だかりを思い出した。
おじさんはあの人だかりの中にいたのだろうか。
開店と同時に店に入って、でも若い人と同じようなダッシュはできなかったのかも。
それか、そこまで急がなくても売り切れないと油断したのか。

だけど、考えてみれば僕よりおじさんのほうが意気込みは高かったはず。
僕は何となく開店の15分か20分前くらいには着いてたほうがいいかなというくらいしか考えていなかったんだから、少なくとも8時に来たというおじさんのほうが僕よりやる気はあったと言える。

思い出してみると、僕がスーパーに着いたとき、外の駐車場と比べて明らかに階上駐車場の車は少なかった。
と言うことは、階上駐車場への入り口はあとから開いたのか。
僕が着いた直前に階上駐車場への入り口が開いたのだとしたら、開店の15分前くらに着いたのがたまたまちょうど良かったということになる。
しかも、階上駐車場からの店舗への入口はエスカレーター直結で、エスカレーター降りたところがそのスポーツショップだったというのも出来過ぎだった。
そこまで考えて入り口を選んだわけじゃない。

狙いのモノが買えてただラッキーという幸せ気分だったのが、あのおじさんのやりとりを見てから、何だか複雑な気分になってしまった。
僕は悪いことをしてないんだけど。

とは言え、元旦の大型スーパーの開店時がどんな光景なのか、自分の知らなかった世界を見たようで面白かった。
で、すごく楽しかった。
どんどん人が来てにぎやかになり、いろんな店の店員さんが福袋売りで大声を出し、自分も正月気分で気が大きくなる。

また来年も行くかも。
やみつきになりそうな元旦の大型スーパーだった。

捨てて後悔、スマートメディア2010年01月07日 23時45分50秒

年末、大そうじをしている妻から呼ばれた。
冷蔵庫を動かしたらアースの線が外れたからつないでほしいと。
はいはいと壁のアース端子につなごうとすると、そもそもアース線がギリギリで短い。
そうだ、確かアース用の緑のケーブルが家にあるはずだからつないで延ばせばいいやと思ったが、数日前にふと思い立ってコード類を整理したばかりなのを思い出した。
処分しきれずもう10年以上もため込んだオーディオやらただの電源ケーブルやらを、どうせ使わないのだからと、えいっと思い切ってまとめてゴミにしたのだ。
そしてちょうどその日が燃えないゴミの日で持って行かれたばかりだ。
どうしてこうなるのか。
10年以上も、いつか使うかもととっておいて、やっぱり使いそうにないなと捨てたその日に必要になるとは。


大晦日、何気なくリサイクルショップに行ったら、店員さんが触っていた買い取りしたばかりのカメラに目がとまった。
あ、去年僕が水没させてダメにしたオリンパスと同じタイプのだ。
もう7年近く使っていたデジカメ。
300万画素だけど、すごく使いやすくて、画質もきれいだった。
そして、その買い取られたばかりのそのカメラは、なぜか未使用品のようだった。
結局、昨日そのリサイクルショップに行って、ジャンク品コーナーに入れられていたそのカメラを3000円で買った。
で、それはいいけど、記録媒体はスマートメディア。
前に使っていた自分のは、あろうことか、カメラがダメになったときに捨ててしまった。
スマートメディアなんて再び必要になるとは全く想像しなかった。
どうしてこうなるのか。
そんなに慌てて捨てることもなかった。

しばらく僕はモノを捨てられない人になりそうだ。

大雪、シミュレーション、編集後記2010年01月17日 19時09分09秒

久々の大雪だ。
朝起きたら、外は腰くらいまで雪が積もっていた。
昨日、深夜まで会社で仕事をして、夜の1時くらいに車でうちに帰った時には、まだ少しは積もるかなというくらいだったのに、そのあとひたすら降り続いたってことか。
ふかふかの雪だ。
玄関の外側も腰くらいの雪なので、ドアが開くかどうかまず心配したけど、雪がふかふかだったから予想に反してすんなり開いた。
それからはひたすら雪かき。
雪かきは面倒だけど、僕はそんなに嫌いじゃないのだ。
ひたすら雪かきしていると雪の地域に住んでるんだなぁって実感するからね。


久々に土日続けて会社に出た。
やることがたまっている。
流れのシミュレーションの結果を出したい。
だけど計算が発散してうまくいかない。
なのでプログラムコードをしらみつぶしにチェックして、それでも全然結果は変わらなくて、絶望に近い感覚になりながら、もしかしてというところをちょこっと変えてみたら、きれいさっぱり解消した。
難しいもんだね。
修正したと言っても、間違いを見つけて変えたのでなく、式をプログラムに置き換えるときの方法をちょこっと変えただけ。
どちらでも正解のようなことなんだけど。
それだけで結果が変わるとは難しいもんだ。
まぁこういうひとつひとつがノウハウの蓄積になっていくということだろう。
些細だけど、ひとつ解決したことで、ひとつ階段を上がったような気分になった。
満足。


水文・水資源学会という学会の論文集の編集に携わった。
2ヶ月に1回発行される論文集を、全国から集まった7-8人の編集委員で議論してつくっているということを、編集会議に出席して初めて知った。
論文集と言えば、大学などの研究者にとっては自分たちの評価のひとつとなる生命線のようなもの。
僕は研究者じゃないから、何となく責任のない部外者のようで、もうひたすら迷惑をかけないように、足を引っ張らないようにとばかり考えながらの仕事になった。

今月末に発行される号の主担当だったので、掲載される原稿が揃い始めたら、印刷会社の担当の方から、チェックの原稿がメールでどんどん送られてくるようになった。
執筆者本人も当然チェックするのだが、主担当の編集委員もチェックするということだったのだけど、僕は緻密なチェックは苦手だなと思って、部署のアシスタントの女性達にお願いした。
そうしたら、これがすごい!
誰も気づかないような誤植、変な言い回しをどんどんチェックしてくれた。
脱帽。
チェック中の執筆者にその結果を送るごとに感謝されることになった。
本当は感謝されるのは僕じゃないんだけどね。

最後、編集後記を書いた。
論文集の最後のページの編集後記なんて誰も読まないんだろうなと思いつつ、でもどこの誰が読むかわからないので、おかしな文章も書けない。
しかも論文集の編集後記として、何にも関係ない文章を書いてもおかしい。
だからといって「初めて編集に関わって、見るもの聞くこと勉強になりました」だけの文章なんてつまらない。
考え過ぎなのか、考えれば考えるほど何も湧いてこない。
正月明けまでの締め切りで、休みの最後の最後に書いた。
時間が来たら書けるもんだなって思った。


今、職場なんだけど、朝の雪かきの疲労がきている。
ただ、だるいけど、ひと仕事した充実感のようなのもあって、悪くない感じ。
明日の打ち合わせ資料の目処がたったので、もうすぐ帰れそうだ。

技術士口頭試験の想定問題、北方水滸伝、列車内の出来事ふたつ2010年01月18日 23時22分01秒

技術士試験の口頭試験を受けることになった知り合いに、口頭試験は準備が全てだよ伝えた。
準備とは想定質問とその答えづくり。
ひたすら自分で考えられるだけの想定質問をつくって、どう答えるべきかを考える。
当日、予想した質問とひとつでも当たればすごく気が楽になるし、想定外の質問でも準備で考えたことをアレンジしてそれなりの回答ができる。
これは実は僕が思いついたことと言うより、僕が最初に技術士試験を受けたときに言われた当時の上司のやり方で、その上司からは「山本君、予想質問を100個考えるんだな」と言われた。
その時はえっって思ったのだけど、その気になってひたすら想像して質問をつくったら、それがあとになってすごくためになった。
そんなこともあり、今回受ける彼には参考にと僕が受けたときに自分でつくったQ&A集を渡した。
それを見た彼も、えっここまでやるのという反応で、少しはその気になって尻に火がつくたなと思っていた。
そしたら、先日口頭試験を受けて帰ってきて聞くと、結局仕事が忙しくて自分でQ&Aをつくる時間がなくて、僕のQ&A集でそのまま勉強したとのこと。
うーん・・・。
僕の意図とは違う。
つまりは僕のQ&A集をそのまま問題集のように使ったということだ。
自分でつくるから意味があるのになぁ。
僕のQ&A集まで渡すのは親切すぎたか。
最初から渡してしまうのは良くないんだな。
僕も学習した。


北方謙三の水滸伝全19巻を読み終わった。
2ヶ月弱かな、費やしたのは。
とにかく没頭した。
感想はその気になったときに改めて書くとして、いまの時代の仕事論にも通じることがとても多くて面白かった。
お話は、簡単に言うと、古代中国で不正が蔓延する役人組織の世の中に我慢ならなくなった者達が決起して闘うという話。
立ち上げたばかりの小さな組織が成熟しきった巨大組織とどう闘うか、数の対峙になると勝負にならないが、局地戦では負けない。
そんな戦い方を僕の仕事でもしていきたいと、自分の状況と重ねて考えながら読んだ。


列車の中での出来事をふたつ。

夜の通勤列車の中、足もとに缶ビールの空き缶が転がっていた。
たまにいるのだ、JRの帰りの列車の中で缶ビールを飲む人が。
ダメじゃないんだけど、やっぱりちょっと臭うし、飲んだあと空き缶を足もとに置いていくって、少なくとも通勤電車では違うだろって思う。
そんなちょっとした不快感で、しかもその空き缶が転がってきたからさらに不快になったところで、ある駅に着いたとき、僕の隣に座っていた若い女性が、降りしなにそのビールの空き缶を拾ってゴミ箱に捨てて降りてった。
すごくさりげない動作だった。
すごいなぁ、僕はただビールの空き缶で不快感をもっただけで自分が拾おうという発想は全く湧かなかった。
自分には思いつかないその女性の行動だった。

今日、札幌で網走行きの特急に乗ったら、混んでて指定席はほぼ満席だった。
自分の座席に着くと、網棚もほとんど荷物で埋まっていた。
僕がスーツの上着とコートを脱いだとき、すでに座っていた隣の高齢のおじさんが網棚の荷物をひとつ降ろして足もとに置いた。
埋まっている網棚に気がついて、僕のスペースを空けてくれたのだ。
あまりにもさりげなかったので、最初は荷物が必要で降ろしたのかと思ったのだけど、やっぱり僕のためだった。
「いいですか?」
「いいよ(おじさんニコッ)」
「ありがとうございます」
と言葉を交わしてその網棚スペースに僕はスーツの上着とコートを置いた。
僕は同じ立場になったとき、自分の荷物をひとつ降ろして網棚を空けるという行動がとれるだろうか。
まだまだ修行が足りんわ。

JRバスカード、ポケコン、不等流計算2010年01月25日 12時54分57秒

ごくたまにJRの路線バスに乗るのに、バスのカードが欲しいなと思っていた。
小銭を気にするのが落ち着かなくてイヤだったんだけど、カードをどこで買えばいいのかわからなかったから、ずっと小銭で乗っていた。

ふと、毎日使うJRの駅で売ってるかもと思って、窓口に行ったら売っていた。
当たり前だよな。
で、買った、1万円のカード。

だけど、買って帰ってからよくよく考えたら、滅多にしか乗らないJRのバスに1万円のカードを買うなんて、10年経っても使い終わらないかもしれないし、その前に落としてなくすかもしれない。
なので、窓口にもう一度行って、5千円のに交換してもらおうとしたら、ただの返品はダメで、手数料払えばできるとのこと。
そうか、タダで交換というのは甘かったんだなと思いつつ、手数料200円を払って1万円カードをまず返して、5千円のカードを買い直した。

5千円のカードは500円のプレミア付きだったので、結局、差し引き300円のプレミアしか付かなかったものと考えることにするか。
買うときにもっと考えれば良かった。

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電卓に学生時代に買ったポケコンをいまだに使っている。
ただの電卓としても使うし、プログラム機能を使えば繰り返し計算なんかも簡単にできる。
そういえばもう店頭ではみかけないなと思ってネットで見たら、一般発売はしてないけど学習用ということで、細々とポケコンがつくられているみたい。
見てみたいなぁ、最新のポケコン。

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いろんな不等流計算に追われている。
人に任せているものもあれば、自分で計算しているものもある。
計算がうまくいかない川があって、今さらながら手引き書の基礎式にまでさかのぼって、どこがおかしいかをしらみつぶしに見ている。
たかが不等流と思っていたけど、やればやるほど奥深い。
でも、答えは出るのだろうか。