近況:クルミ割り、泣いた人、部署面談2009年10月06日 07時06分04秒

クルミ割りにはまっている。
買ってくるクルミではなく、そこらへんに落ちているオニグルミの実。
自宅の隣の公園にもオニグルミの大木があって実が落ちているので拾って割って食べる。
オニグルミの実なんて食べられるとも思ってなかったのだけど、去年、ふと思いついて割ってみたら、食べられた。
金づちで割って食べ始めたら、もうやめられない。
食べるために割ってるのか、ただ割るのがやめられなくて割ってるのか自分でもよくわからないが、とにかく割って食べるというのがやめられなくなる。
時たま来るリスの食料を奪ってるかなというちょっとした後ろめたさはあるのだけど。


会社でのインフルエンザ対策がようやく決まった。
家族でインフルエンザにかかった人がいたら、即、出勤停止。
で、在宅勤務。
社内蔓延を防ぐためには当然か。
ちょっと判断が遅いくらいかもね。


週末、泣いた人ふたり。
ひとりは女子ゴルフの横峯さくら。
猛追撃でプレーオフにまでこぎ着けたけど、パットを決めきれずに負け。
ラインを読み切れなかったとか。
でも必ず先々の勝負の場面でいきてくるさ。
もうひとりは石原慎太郎知事。
オリンピック開催の投票で負けて、帰りの飛行機で泣いたそうだ。
石原さんでも泣くのか。
鬼の目にも・・・というのかな。
感情を抑える場面が多いと反動もあるのかな。


今週の金曜日、部署の今年度3回目の面談日になった。
部署長がひとりひとりと話するというのではなく、僕も含めてそれぞれがクロスしていろんな話をするというやり方で、上が下の話を聞くのではなく、上下でお互いに考えを聞きあって仕事するというスタイルに慣れることがひとつの目的。
ま、このやり方も始めたばかりなので、やりながら方法をつくっていければいいなと思っている。


今日は石狩川の現地確認へ。
護岸工事予定箇所の代替案を考えるため。
でももう寒そう・・・。

仕事のつまらなさを仕事のせいにしない2009年10月11日 08時02分10秒

技術士会の同世代で集まって雑談しているときに、仕事の愚痴って実はあまり出てこないんです。
たぶんみんな仕事自体をそんなにつまらないと思ってやってないんじゃないだろうか。
むしろ仕事をみんな楽しくやっている。
それぞれの職場に帰ったら、おそらくそれなりの立場にいて、きついことも背負ってるはずなんだけどね。
でも嫌だ嫌だという感じがないんだ。

でもね、職場でもそうなんだけど、30代や40代の人で仕事がつまらないってぼやいてばかりいる人もよくいるよね。
この違いって一体何だろうって思ってさ。

たぶん、技術士会で会う同世代の人達は仕事がデキるんだ。
頭がいい悪いではなく、みんな努力家なんだ。
もともとがまじめな努力家もいれば、職場で否応なく勉強せざるを得なくて努力が身に付いた人もいるとは思うけど、総じてみんな努力家。
日々の仕事の中では失敗もするだろうけど、まじめな態度は相手先からも評価されるし、評価されてほめられるとやりがいを感じて仕事もどんどん楽しくなる。

ぼやいてばかりいる人は、もちろん本当につまらない仕事に当たってしまっている人もいるかもしれない。
例えばやっかいな相手に当たってしまって理不尽な要求ばかりされるとか、気分で叱られてばかりいるとか、そんな時は仕事はイヤになるね。

でもね、年齢なりの実力がついてないせいだって場合もあるよね。
新人の頃とは違って、30歳を過ぎれば自ずと仕事では中心的な立場になることもどんどん増えてくる。
物事を決まったやり方にならって処理するだけでなく、やり方を考えたり、それを自分が相手に説明して納得してもらったりとかね。

そんなときに、処理するだけの仕事すらテキパキできなかったり、提案せよと言われてもアイデアが何にも出てこなかったり、説明してもうまい説明ができなくて相手をイライラさせたり。
そうすると、相手とかまわりから自分が評価されなくなって、仕事がつまんなくなっていくんだよね。

つまりは実力不足。
年齢や立場なりに求められることはどんどん増えていくから、それに見合う実力をつけてないと、求められることができなくて仕事がしんどくなる。
仕事がつまんないから、仕事は金をもらう手段で喜びを求めるものじゃないって割り切って、消去法のように仕事よりプライベートが大事だという理屈に走る。
それでも自分で考えて結論として行き着いたのならまだしも、世の中の誰かが言う理屈を都合よく自分の逃げ道に使うのならそれこそつまらない。

仕事の面白さって人によっていろいろだとは思うんだけど、自分がやった仕事を人に喜んでもらったとき、すごく嬉しくなると思うんだ。
どうもありがとうって言われたら誰でも嬉しいでしょ?
でも自分の成果を見せたときに相手から「うーん、そうじゃないんだ」って言われたらつらいよね。
だから、30代とか40代になると、仕事をこなすだけじゃなくて、問題を解決できるやり方を思いつく力も必要だし、それを相手に伝わるようにする話す説明能力も必要になってくる。
それが足りなかったら相手を満足させられず、相手から喜んでもらえなくて、仕事の面白みを感じられなくなるんだよね。

たぶん、技術士会で会う技術者仲間達は、そのあたりの実力をつけていて、自分で仕事が楽しくなるようにやっているんだろうね。

でも実力って一朝一夕には身に付かないからね。
日々の仕事にひたむきになって、着実に技量を積み重ねていくんだ。
そうすることで、30代とか40代になったときに、自分の実力不足のせいと気づかず仕事がつまらないとぼやく人にならないようにする。

そんなことを先日の面談で話をしました。

最近読んだ本から:コーチング、カヤマとカツマ、中国小説2009年10月16日 19時02分27秒

コーチングの技術 菅原裕子 講談社現代新書

僕はいま会社では部下をもつ管理職なんですが、部下と一緒に仕事をするときに部下とどういう接し方をするか、ずっと考えながらの試行錯誤です。
悩み相談のように一緒に考えて解決策を探るときもあれば、突き放すときもあり、強制的な指示をするときもあります。
ただ、僕の基本スタンスはディスカッション。
ディスカッションでお互いに考えて知恵を絞り、思ったことを口に出していくなかで、いい考えを生み出す。
だから僕は最初から指示はしない。
下の立場で言うと、本当は上がすぐに指示を出してくれると仕事ははかどる。
それに、すぐ指示をもらえると、下はどうすればいいかを自分で悩まなくていいから、仕事が気楽になる。
だけど長い目で見ると、それって自分で考えるという習慣がつきにくいんだよね。
各々が自分で考えないとディスカッションって成り立たない。
ディスカッションの場面で上下関係をつくりすぎると、下は上の経験とか知識に頼りがちになるし、上は早く決めにかかって新しいアイデアが生まれる機会をみすみすなくすことにもなる。
そのためにコーチングの考え方って役に立つなって思うんです。


しがみつかない生き方 香山リカ 幻冬舎新書

ベストセラーのようです。
僕は朝の駅のコンビニで買いました。
精神科医に訪れる患者を診察する中で、世の中に生きながら気持ちが病んだり折れかかっている人達を見て、いろいろ考えることがあるのだろうなと思います。
頑張ってるけど報われずに落ち込んだり、気づいたらまわりより自分が恵まれていないようだと思ったり、自分で掲げた理想に行動が追いつかなくて破綻したり、そんな人達がたくさんいて、あまり自分の考え方に頑なにならず等身大の生き方をしてみるといいよというような話かな、僕なりにまとめると。
そして最後の章は『<勝間和代>を目指さない』だ。
こんな風に個人の名前を出していいんだろうかって思うけど、とにかく言いたかったことだったのでしょう。
僕はどちらかと言うと<勝間和代>はちょっと苦手。
だけど<勝間和代>も<香山リカ>もどちらも、その時の自分の状況で求める人がいるんでしょうね。
 頑張ろうとしている人のカツマ
 頑張り続けてちょっと疲れ気味の人のカヤマ
かな。
ちなみに先週号のAERAでは勝間和代と香山リカの対談を組んでいます。
うーん、大胆。
意図通りというのか、対談ではカヤマさんは挑発的。
先週末の朝日新聞とじ込みのBeで勝間和代さんは自分のコラムでこの括弧付き<勝間和代>像について自分で語っています。
静かな戦いというのか、もう静かじゃない才女の戦いというのか、これはしばらく続くのか。


沙中の回廊 宮城谷昌光 文春文庫
子産    宮城谷昌光 講談社文庫

時代は紀元前、春秋時代と呼ばれる頃の話。
晋と楚が争って戦いを繰り返しているときに、参謀のように頼りにされた人物を主人公として小説は書かれています。
相手の動きや意図を的確に予見して、自陣の戦略を提示する。
それがことごとくはまる。
仕事でもそうやって作戦を考えられるようになったらいいなといつも思うんだけど、なかなか実際は難しい。
でも中国小説を読み続ける中で、戦略を考える習慣がついたような気がします。
ただこの「子産」は読みにくかった。
ほかの宮城谷さんの小説と比べて、人物描写が冷めていて、出来事を忠実に再現しようとしている感じがして教科書的だったかなぁ。
この本を読むのに時間がかかって、ほかの本が読めなかった。
(ちょっとぼやき)

雑感いろいろ:考えたら口に出す、部署の遠足、郵政新社長2009年10月23日 06時31分31秒

部署を立ち上げてから、メンバーには「指示を待たない。まずは自分で考える」ということを繰り返し言ってきました。
そうしたら、先日の部署でのミーティングで、メンバーから「考えたら、とにかく口に出そう」と提案がありました。
考えたことも、口に出さないと相手には伝わらないからということです。
そうなんです。
自分で悶々と考え続けるだけでは、それはさっぱり相手には伝わらない。
本当はわかるんだけどね、考えたか考えてないかは。
もちろん何も聞かなきゃわからないんだけど、議論になっていろんなことを尋ねたら、しっかり考えた人はいろんなことが返ってくる。
だけど、考えていない人はしどろもどろになったり、簡単な質問でも黙ってしまう。
そこで差がつく。


仕事用に使い始めたデジカメ(オリンパスSP-590UZ)にレンズフードがないので、自分のプライベートのNIKON一眼の交換レンズ用のレンズフードをちょっと細工して取り付けた。
これはまずまずの成功。
で、できれば偏光レンズをつけたいと思って、まずは偏光サングラスを切って削って取り付けたんだけど、写真の仕上がりがちと不満。
なので、これもまた私用の使っていない交換レンズ用の偏光フィルターをつけてみた。
写真はそれなりに良くなったんだけど、レンズフードへの取り付け方がイマイチでもう少し工夫の余地あり。
今日も調査に持って行くんだけど、今日は偏光フィルターなしだなぁ。


部署のメンバー全員で豊平川に川を見に行った。
9月から新しくメンバーに加わったアシスタント2名が、いつも机で川の資料をつくってるのに川のイメージがわかないとやりづらいだろうということで、メンバーの発案でみんなで出かけることにした。
普通の人が普通に川を見るのと、仕事として川と関わるのとでは、目に入るものが違ってくる。
浅いところと深いところを「瀬・淵」と区別して言ったり、ヤナギと言えば公園のしだれ柳くらいしか思い浮かばないのが川に生えている普通の木がほとんどヤナギの種類だったり。
まぁそんなことはともかく、何だか遠足のようで僕は楽しかった。


日本郵政の新社長が73歳。
元社長は71歳。
能力あれば年齢は関係ない?
ややこしい問題を抱えた超巨大組織のトップに立つのには超経験者でないと無理なのかもしれない。
だけど、ふつうの会社なら「外から新社長がやって来ました、その方の年齢は73歳です」と言われたら、ずっといる社員としては、もう少し若い人で誰かいなかったのかと思うよね。
生え抜きのようにその組織を引っ張り続けて気づいたらその年齢に達していたという人ならまだしも、新たに迎える人が70歳超えていてもそれが当然として受け入れられる組織って、やっぱり特殊な会社なんだろうな。


CDを買った。
Spectacle/DAISHI DANCE
なかなかいいよ。
やっぱりね、ダンスサウンドって気持ちが弾むように軽くなっていいよね。

近況:GPSとカシミール、同僚の合格、数値計算プログラム2009年10月29日 22時54分42秒

GPSを持って調査で歩き回って、会社に戻ってデータをパソコンに取り込んで、カシミールというソフトで地図上に落とした。
と書くと、何だそれだけのことかと思われるかもしれないけど、GPSをまともに使ったのは実は初めてで、だからカシミールも初めてで、実に楽しい。
えっ今さらなんて言わないでね。
でもGPS、電源入れっぱなしにして移動したら、寄り道もばればれなんだな。
おお怖い怖い。


携帯用デジタルプレーヤーのヘッドホンがいかれたので新しいのを買った。
ヨドバシに行って、視聴用のを端から手当たり次第に自分のプレーヤーのジャックに入れて聴き比べて選んだ。
たかがヘッドホンと言えども、ひとつひとつ本当に音が違った。
大げさでなく。
買ったのはソニーのMDR-EX500SLというやつで、1万円近くした。
でも値段だけあって音は素晴らしい。
ただ、ゴムで耳の穴と密着するので、何というか、耳が圧迫されて息苦しいという感じになる。
これは視聴で一瞬つけただけではわからなかった。
うーん、善し悪しだな。


技術士の筆記試験の結果発表があって、会社の同僚(女性)が合格した。
僕は彼女の文章を何度か添削指導したので、彼女が受かって僕もとても嬉しい。
指導し始めた最初の頃から、彼女は文章の量は書けていたけれど、いかにも我流だった。
我流も悪くないんだけど、人に読んでもらうために書いているというより、自分が書きたいことだけ書きたいように書いているという感じで、試験向きの書き方ではないなぁと思った。
想定問題に対して文章を書くということを何度か繰り返すうちに、全体の組み立てとか、一般論と自分の考えとの書き分けとか、みるみるうちに明らかに良くなった。
だから僕は「大丈夫だよ、必ず受かるよ」と試験前から言っていた。
試験向けの訓練で我流の文章がなくなることが必ずしもいいとは僕は思わないけれど、でも相手が読みやすい文章を書くという訓練は、一度じっくりやっておくにこしたことはないね。
次は口頭試験。
頑張れ~。


僕はと言うと、ここ最近はずっと川の流れのシミュレーションのプログラムの改良作業にどっぷりはまっていて、今日の朝、ようやく思い通りの計算ができた。
ふぅーーー。
ひと段落の満足感なのであーる。